パイナップルケーキ食べもの
20180326
去年の初め、駒ヶ根市公式訪問団の一員として台湾に行っておりました。本欄でも何本か記事を書きましたが、そこでちょこっとだけ書いたパイナップルケーキのこと。
台湾土産といえば昔なら月餅、今ならパイナップルケーキが筆頭に挙げられるでしょう。四角いクッキー風の生地の中にパイナップルのジャムというか餡?を包んで軽く焼いたもの。台湾の訪問先で頂戴したり、帰りに空港でも買いましたが、おいしかったものと「うーん」というもの、やっぱりありますね。
あちらの言葉では鳳梨酥とか、土鳳梨酥とか言います。100%パイナップル餡のものを土鳳梨酥、冬瓜が混ざっているのが鳳梨酥だそうです。冬瓜入りが二級品というわけではなく、お好みによるみたいです。
昨年夏、当社に台湾留学生の林さんという方がお見えになりました。彼のご実家は当社と同じような製菓原料卸を営んでいる由。日本の卸業事情について少しばかりレクチャーをさせてもらったあと、聞いてみました。林さんにとって、一番おいしいパイナップルケーキは、どこのものですか。
林さん曰く、私は台北の「アンバサダーホテル」のものが一番おいしいと思います、ウチの原料も使っていただいています、と。
こういう大事なこと、ちゃんとメモしておいたのですが、身内が台湾旅行に行くというので、お土産にアンバサダーホテルの鳳梨酥を買ってきてよ、と頼みました。
届いたのが写真の一品です。見るからに高級そうですねー。しっとりとしたクッキー生地。ほのかなチーズの風味が心地よく、パイナップル餡はこってりとジューシー。よくありがちなパサついた触感などみじんもなく、今までに食べたものとは全然別物でした。さすがに現地の原料問屋さんが推薦するだけのことはあります。
名物にうまいものあり、よき情報に感謝。