ワインをシェイク 飲みもの、お酒
20171208
年末年始は忘年会、クリスマスやお正月向けに、お酒の消費が急上昇する季節。。当社でも年に数回「ワインセール」として主に個人の方向けのキャンペーンを行っていて、やっぱり年末はお買い上げいただく本数も多いですね。
当社の扱いワインの価格帯は、地域性もあり1000円~2000円あたりが中心です。安いけれどコストパフォーマンスの高い1000円台のワインを多くの人に飲んでいただき、ワインファンを増やしていくことを私自身の目標にもしています。1000円ワインにも「うむ、これなら」というものがたくさん出てきているのは、皆さんご承知の通りです。
NHKの「あさイチ」で“極上に楽しむ1000円ワイン”なる特集をやっており、録画して見ました。主な内容はぶどう品種をイケメンキャラに例えた、あまり参考にはなりそうもない与太話だったのですが、そのあと登場した2008年日本ソムリエコンクール優勝者の森 覚氏が「1000円ワインをおいしく飲む秘法」を披露しました。
それは何と「ワインをシェイクする」という荒業。
開栓し、一杯飲んで(森氏がそう言った)すこし隙間を作ってから、もう一度栓をしてボトルごと上下に豪快にシェイク。泡立ってます。
飲んだゲストたちは「全然ちがう!」と目を輝かせます。トリンドル玲奈嬢が「飲みやすいぶどうジュースみたい」といったのは、果たして褒め言葉になっているのかどうか?
ワインを空気に触れさせて開かせる―ちょこっとだけ酸化を進め香りを立たせることは、ごく普通に行われています。グラスを回すのも、高級ワインをデカンタージュするのも同じ理屈、だったらシェイクするのもそれほど特異なことではないでしょう。澱がたまっているようなものは、もちろんやめといた方がいいです(1000円ワインだからこそできる技)。
ただちに試してみましたよ!2本やってみただけですが、私の感覚では明らかにプラス方向への変化を感じます。ただ、感嘆するほど大げさなものではないと思いますね。大きく違うのは飲み込んだ後の香りの残り方(ワイン用語ではフィニッシュと言います)で、数倍長く余韻を楽しめるような気がしました。白ワインの方が赤よりも違いが顕著だとTVでは言っていましたが、確かにそのようでした。
“極上”への劇的な変化まではなさそうですが、ご興味おありの方は、試してみたらいかがでしょう?