期日前投票日々雑記
20171023
昨日はスカッとした快勝で嬉しかったですね。
いや、選挙の話ではなくて、村田諒太の話ですよ、ボクシング。半年前に微妙な判定で敗れたチャンピオンに再び挑み、相手もなかなか打たれ強かったですが、的確にダメージを与え、もうダウンも時間の問題だと思って見ていました。
7回TKOでの勝利、お見事でした。おめでとう。CMが入ったおかげで、勝利の瞬間を見逃した全国のファンは、カタルシスを味わえず歯がゆい思いをしたことでしょう。(もちろん私もです)
そんなこともあり昨夜は村田、選挙、超大型台風とTVに釘付けでした。今回からBSジャパンでも池上彰の開票番組をやるようになって(テレビ東京見られません)NHK、日テレと3局を掛け持ちしながら見ました。政党幹部たちが池上対策をするようになり、テレ東が始めたという候補者のミニ紹介もみんな真似するようになって、期待したほど面白くはなかったな。小泉進次郎が各局にこれほど引っ張りだことは、ちょっとびっくり。
さて私も当然ながら与えられた一票の権利を行使したわけですが、今回は期日前投票というのを初めて試みました。私の行く投票所は家から100mほどで、少々雨が降っても全然どってことないのですが、母が大雨で足元が悪いと気の毒だと思い、連れて行ったのです。
多くの人が投票日の暴風雨を警戒して、都会では投票所が長蛇の列、一時間待ちだなどという事前情報もありましたが、駒ヶ根市の投票所は特に行列などはなく、でも訪れる人は切れ目なく続いていました。
投票券を見せればすぐ投票できるのかと思いきや、先に「宣誓書」なるものを書かされます。ここでまごつくお年寄りとかいるだろうな。住所氏名を自署し(印鑑や身分証明などは不要)、理由の欄に○をします。今回はもちろん「悪天候のため」。昔の「不在者投票」では理由を厳しく訊かれたという話ですが、今では当たり前の権利として理由などはスルーです。
この選挙で期日前投票した人は全国で2137万人、有権者全体(投票者全体でないことにご注意)の二割にのぼるとのこと。かなりの数ですね。投票所の運営や開票作業の手間などは余計にかかるでしょうが、投票しやすい環境づくりが進んでいることはとても良いことだと思います。
一方で、学業のため遠隔地に住んでいながら住民票を移していない人。我が子たちも帰ってこず、不本意ながら棄権。彼らが投票するには、申請書の郵送など依然として面倒な手続きを要すると聞いています。学生さんもちゃんと住民票を移してよ、ということなのでしょうけれど。
昔学んだ世界の選挙事情では、投票のため帰省する人の旅費の補助をする国も…とありました。どこの国だったっけか?義務投票制(投票に行かないと罰金を科せられたりする)の国ではそうしたこともあるでしょうね。選挙一回当たりの実施コストは、相当跳ね上がりそうですが。