シャリ野菜食べもの
20170925
久しぶりに「くら寿司」に行く機会がありまして。
このチェーンは「攻めるメニュー」が最近とても多いですね。ちょっと前だと、酢飯を使ったカレーライスだとか、お米から作った白いコーラ「シャリコーラ」だとか。シャリカレーをバンズに挟んだ「シャリカレーパン」というのもありました。
残念ながらこれらのメニューに、私が洒落にでも食べてみたいなと思うものは無く、いずれも試しておりません。しかし一年以上たってもメニューにちゃんと残っているのですから、チャレンジ客が一巡した後でもそれなりにリピーターがいるということですね。素直には信じがたい。
そのくら寿司が最近挑んでいるのは、低糖質メニューなのだとか。糖質オフと銘打って、シャリの代わりに大根を使った「シャリ野菜」のお寿司だとか、ラーメンから麺を抜いたものなんかもありますぞ。味噌汁代りにいただくのでしょうか。
(ラーメンと言えば、以前から回転寿司のメニューにうどんやラーメンがあることは承知していますが、実際にそれを食べている人を見たことがありませんでした。先日社員数名で行った折、一人がいきなりラーメンを注文したには、正直驚きました。すっかり当たり前の存在になったということですな)
それでシャリ野菜のお寿司を注文してみました。見かけ、平べったいなというのが第一印象。酢飯のあるべきところに大根の千切りが敷かれています。これって刺身とツマを一緒に食べるのとどこが違うのか、などと悪口を言われております。
食べてみると、大根は甘酸っぱいドレッシングで味付けされており、「刺身にツマ」ではなく、いわゆる「海鮮サラダ」そのまんまの味。おいしいと言ってよいと思います。
どういうシチュエーションでこのメニューを選ぶのかな。だいぶ前、ある人と回転寿司屋で食事した時、酒飲みのその人は普段お刺身は食べてもシャリ玉に載ったお寿司を食べることがあまりないとの事で、困惑しておられました。そんな人なら注文するでしょう。
まあ一皿100円ですし、腹いっぱいにならずにたくさんの種類を食べたい人には向いているメニューなのかもしれません。
くら寿司は100円寿司としては、それなりに味と価格のバランスのとれたお寿司を提供してくれるチェーンだと思いますが、あんまりこうした色物に走ることがお店にとって良いことなのか、どうでしょうね。一店舗で用意できるアイテム数には限度がありますから、一般メニューにしわ寄せが行っていやしないかな…という気もしました。