山上の例大祭しごと
20161104
駒ヶ岳ロープウェイのことは何度も書いています。終点の「千畳敷駅」を降りるとすぐ、小さなお宮、「駒ヶ岳神社」があることをご存知でしょうか?
今月2日にこの神社の例大祭が行われました。私は何と、総代の一人として末席を汚しているのですが、失礼にもこれまで顔を出したことがありません。今回初めて、バスとロープウェイを乗り継いでお祭りに行ってまいりました。
場所が場所ですから、常駐の宮司さんがいるわけもなく、普段はロープウェイを運営する中央アルプス観光㈱の人が管理をしています。この日はここ一帯を管轄するあちこちの役所の人や、観光協会、商工会議所(私)、納入業者代表、40人くらいの人が招かれて参拝を行いました。
数日前に初冠雪を見た駒ヶ岳です。うっすらと雪が残り、周囲は乳白色の霧。そして身を切る強風!温度計の気温は1~2℃位、風が凄いので体感気温は-4~5℃くらいではないか、と聞きました。神事が終わった後の宮司さんの様子で寒さをご想像ください。
下界はいい天気で、いちおう用心のため背広の上にコートを羽織っていったのですが、まさに別世界。もう顔も手もちぎれそう。震える手で玉串奉奠をしてきました。
今年は、夏山の入りは良かったものの秋の長雨がたたり、全体としては今いちだったようです。それでも大きな事故がなかったことは幸いでした。一年間の無事に感謝し、来年の盛況を祈願してきました。
冬になると、写真の鳥居が埋まるほどの雪が積もります。厳しく美しい一面の銀世界を見るのも、いいものですよ。(こんな強風の日でなければね)