「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

HOME >> ブログ-おいしいことなど徒然と >> リオ 雨の閉会式

リオ 雨の閉会式日々雑記

20160823





リオ五輪が終了しました。開会直前まで作業の遅れや反対デモなど、いろいろ言われてはいましたが、始まってしまえば選手たちの熱い闘いに魅了される毎日で、お祭り好きのブラジリアンたちの盛り上がりもあり、いい形で(今のところは)終われたように思えます。どの競技も客席が埋まっていなかったようなのは残念です。


終盤戦。男子4×100㍍リレーの銀メダルは快挙でした!個々では世界レベルでずば抜けた選手がいなくても(とは言っても、日本陸上のこれまでのレベルを見れば粒揃いの4人)バトンパスを磨き上げることで、チームでジャマイカに迫りアメリカに勝ったのですから、大したものです。でも、ゴールがあと5㍍先だったら、抜かれていたかも。


レスリング、4階級で金メダルを取った喜びの裏で、霊長類最強とまで言われた吉田沙保里がついに敗れました。試合終了後、うずくまり号泣している彼女を俯瞰で映した画面を見て、子供の頃、ウルトラマンがゼットンに負けた衝撃を思い出しました。こんな場面があることを想像できませんでした。


バドミントンと競歩で、長野県出身の奥原希望と荒井広宙がそれぞれ銅メダルを獲得したのも嬉しいニュース。競歩なんて普段目にすることのない種目を、じっくり見るのもオリンピックならではですね。あんなキツそうでじれったい競技を何十㌔もよく続けられるものだと、感心します。


そして雨になった閉会式。正直なところ、やや退屈。先日書いたように入場をダラダラと見るのは嫌いではないのですが、選手たち自身がダラダラと入ってくるのを1時間も見せられるのって、どうなんでしょう。開会式で選手がスマホで会場や仲間同士を撮りまくっていたのをネットで批判した人が、逆に非難されたりしましたが、閉会式のあの内輪ノリは、見ている人にとっては、ちょっと度をこしているなあと思いました。


日本紹介パートは、大変良かったと思います。まず「君が代」のアレンジ。三宅純さんという人の手によるそうです。いま普通に使われている君が代は、もともと西洋音階を使っていないメロディーに無理やり西洋の和声をつけていて、木に竹を接いだ不自然極まりないもの。今回のは4度や5度の和声を多用して、神秘的な雰囲気をもたらしていました。実況のBBCアナウンサーは、“One of the most beautiful national anthems...”と紹介したそうですよ。


渋谷の交差点から始まる映像もテンポよくすっきりし、今の日本のソフトパワーを的を絞って表していました。安倍マリオ首相は、コスプレを脱ぐタイミングをもう2、3秒待ってくれれば、バッチリだったでしょうか。小池百合子さん、食われてしまいましたな。着物が濡れてかわいそうでした。


最高だったのは、いよいよ聖火が消えてゆく場面。名歌手マリエーニ・ディ・カストロMariene De Castroが登場し、光の雨の中で熱唱する美しいイメージは、忘れがたいものとなりました。マリーザ・モンテMarisa Monteの「Pelo Tempo que Durar」という曲だそうです。(蛇足ですが、この雨はもちろん演出上のもの)


さて4年後は東京です。どれほどのものを作ってくれるか、リオを見てやっぱり楽しみになりました。

ページトップへ

サブインデックス

  • カテゴリ別
  • 月別アーカイブ

新着情報

スペシャルコンテンツ

食品・食材データベース 飲食関係器具・消耗品データベース


伊勢喜モバイルサイト新規開業・問屋替えサポート

営業エリア

営業エリア お問い合わせ先

Copyright© ISEKI Corporation. All Rights Reserved.