久しぶりに築地食べもの
20160313
長年にわたって東京の台所として活躍してきた築地市場。世界的にも有数の規模を誇る市場は、今年秋に豊洲へ移転することがすでに決まっています。東京で食品展示会のはしごをした合間に、久しぶりに朝食を兼ねて行ってみました。実に17年ぶりくらいです。
本当はもっと早起きして行こうと思っていたのですが寝坊してしまい、築地に着いたのは朝7時半頃。外国人観光客で賑わっていると聞いていましたが、日本人観光客もたくさんです。
場外からしてもう大変な人出です。テリー伊藤氏の実家「丸武」をはじめ、玉子焼き屋さんの多いこと。こんなに店があってよくどこも商売できているなと思うほどです。
目指す朝食は、最近マツコの番組でも紹介されたという「とんかつ八千代」。ここはアジやホタテなど魚介のフライが大変おいしいほか、「チャーシューエッグ定食」なるものが名物で、ネットで写真を見ると、とろけそうな分厚いチャーシューと半熟の目玉焼きがほんとうにおいしそう。仕込みに時間がかかるため週三回(火、木、土)しか提供できないそうです。これを是非とも食べたいなと思っていたのですが…
店の前にたどりついてみると、写真のような人だかりです。お隣の人気寿司店「寿司大」の行列が凄いですが、それに匹敵するくらいで、3~40人は並んでいます。土曜日ですし、6時半くらいには来なくちゃダメですね。今回はあえなく断念しました。
近くの洋食屋「豊ちゃん」へ回りました。ここもずっと昔からメディアに登場していた有名店で一度来たかったお店です。何故だかまるで空いておりすんなり入店。ここで「オムレツカレー」をいただきました。昔を思い起こさせるような味でなかなかうまかったです。
地下鉄駅までの帰り道、ますます人が出てきて、寿司屋や立ち食いの魚介焼き、スナックなどを食べる人でいっぱいでした。まさしく日本の食のワンダーランドです。
市場が豊洲へ引越したあとも、場外市場は残り、食の発信地であり続けようとしているようです。新しく「築地魚河岸」なる会館を作って約60店舗が入居し、業務筋などの商売に対応するのだとか。市場あっての集客という面はもちろん多分にあったでしょうが、しっかり根付いたTSUKIJIのブランドを活かせるに越したことはないでしょう。新しい豊洲だけでなくこれからの築地の動向にも、注目したいと思います。