「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

琴奨菊優勝日々雑記

20160125



週末、そして今朝の寒かったこと!土日通して最高気温は氷点下のまま。日曜日は朝からどんどん気温が下がり、夜中には-13℃にまでなったそうです(気象庁に駒ヶ根のデータはなく、お隣・飯島町のデータ)。奄美や沖縄では百何十年ぶりだかの雪が降ったというのですから、まさに異常な大寒波でした。


さて大相撲初場所。大関琴奨菊が、日本出身力士として何と10年ぶりに優勝を果たし話題を集めています。


海外に門戸を開いていながら外国出身力士の活躍にケチをつけることは、矛盾しています。ですから、日本人が!日本人が!と騒ぐのはあまり恰好のいいものではなく、度量が狭いといわれても仕方がないでしょう。イチローはじめ日本の野球選手が大リーグで活躍するのと比較してもわかります。


しかし理屈はそうでも、これほど長きにわたって国産力士が優勝できなかった忸怩たる思いだってありますね。私は正直いって、やっぱり嬉しいですよ。(それにしても終盤戦の白鵬の相撲、力が入っているんだかいないんだか、ちょっと不思議でしたね)


琴奨菊もそうですが、佐渡ヶ嶽部屋の力士たちには四股名にみな「琴」の字が使われています。お相撲さんには似つかわしくない妙なる言葉ですね。私、子供の頃、「琴櫻」関のファンだったのです。琴櫻…何と美しい名前!琴奨菊と琴櫻はどこか共通するものを感じます。


琴櫻(故人、先代の佐渡ヶ嶽親方)はその妙なる名前とはうらはらに、強烈なぶちかましと押し相撲を得意とし「猛牛」と呼ばれました。度重なるけがに悩まされ、カド番の常連で弱い大関の代表格。ところが72年九州場所で突然見違えるような強さを見せ、二場所連続優勝し翌年初場所後に第53代横綱となりました。昇進時32歳というのは、今でも横綱昇進者の最年長記録です。この時私は小学生でしたが、本当に嬉しかったのを覚えています。漫画誌に「琴櫻物語」みたいなのが載ったりしました。


引退後親方となっては、琴風、琴錦、琴富士、琴欧州、琴の若、多くの大関や幕内優勝者を育てた名伯楽でしたが、琴奨菊ももちろんその系譜に入ります。まだ佐渡ヶ嶽部屋からは琴櫻以来横綱は生まれていませんが、師匠譲りの押し相撲で、師匠と同じく、遅咲きの横綱になれるでしょうか。

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