蚊がこわい日々雑記
20140904
デング熱の感染源とされる代々木公園の蚊から、初めてウイルスが見つかり、今日公園も開園以来初めて閉鎖されたとのことです。日本中の数十人の感染者が最近海外に出ておらず、ことごとく代々木公園周辺を訪れていたそうですが、とにかく駆除の徹底が急がれます。タレントの紗綾さんはロケ中に33か所も蚊に刺され、感染してしまったそうな。お気の毒!
デング熱は、子供の頃に戦記物を好んで読んでいた私には、南洋で大勢の日本軍兵士を苦しめた病気として、マラリヤと共に印象深い単語です。テング(天狗)熱と思った人もいるとか?普通だったら、それほど重篤な事態になる病気ではないようです。
それが都心の代々木公園で大発生しているというのですから、ちょっと驚きです。蚊が海を渡ってきたわけではなさそうですが、公園周辺のホームレスの人の中に発症していない感染者がいて、その人を刺した蚊が次々とウイルスの宿主になっている、なんて言う人もいるようです。代々木公園なんて昔竹の子族を見物に行って以来、何十年もご無沙汰ですが、最近はどんな雰囲気だったんでしょう。ちなみに若い方、竹の子族ってご存知ですか。
今年の夏は我が家周辺ではなんだか蚊が少ないなと思っていました。雨が多いので水たまりのボウフラが流されてしまい、蚊の発生が抑えられているのでしょうか。寝ている耳元でプーンと音がする不快な夜は、今年の夏は今のところ1回くらいしかありません。
さて、最近ネットでときどき目にするイラストがあります。世界中で人類を一番殺している動物は何か。この表は一年間に何人の人が殺されているかを示したもので、元ネタはビル・ゲイツだそうです。
これによりますと、もっとも多く人類を殺害している動物は、ずばり「蚊」だとか。年間725,000人が蚊(の媒介する病気)によって命を落としています。かなりの人数ですね。
ワースト2は、何と「人間」で475,000人。確かにその通り。今年はあちこちで紛争が起こっており、この表よりかなり多い数字になってしまうのでは。
以下、蛇、犬、ツェツェバエ、と続きます。野生の猛獣たちは意外と人間を襲っていないようですが、中では「カバ」が500人と、象やライオンや狼よりも上位に来ています。カバなんて草食でのんびりしておとなしいイメージがありますが、なかなかおっかないんだな。動物園で見るだけではわからないこともありますね。