目玉焼き食べもの
20140817
目玉焼きの黄身、いつつぶす?
と題した変てこなアニメを、天下のNHKで深夜に4回連続でやっておりました。。ジローという主人公が、彼女との食事中ちょっとした習慣の違いに驚き(もうすごい驚き様で、笑っちゃいます)さらに職場の上司から第三の方法を教えてもらい、懊悩するというもの。ゲストに壇蜜(実写)ら。この記事を書くために検索したら、原作のコミックがあるのですね。
表題のほか、
・カレーのルーをライスにどうかけるか
・とんかつのキャベツをいつ食べるか
・ちらし寿司にわさび醤油をかけるか
など、一回の放送で二つずつ、さまざまな小ネタを取り上げておりました。
目玉焼きは昔、伊丹十三が「家族ゲーム」の中で、いきなり黄身を破ってお皿に口をつけチュウチュウ吸ったのがおかしかった。妻(由紀さおり)がたまたま固い目玉焼きを作ったら、「こんなに固くちゃチュウチュウできないじゃないか」と文句をつけ、「あなた今までチュウチュウしてたんですか…」と呆れられていました。この家族はいつもてんでばらばらに朝食をとる設定なので、妻は知らなかったわけだ。
伊丹氏は著書で目玉焼きの食べ方について書いていますが、彼がプライベートでこういう食べ方をしているわけでは、もちろんないそうです。
糸井重里氏は、適当に白身を食べていきながらタイミングを見て黄身をつぶし、とろーんとした黄身を白身でぬぐって食べると言っています。お皿も汚れないと。でも、せっかくの黄身のおいしさが白身で薄れてしまいそう。
私は、周りの白身を食べていき、最後に残った大事な大事な黄身をご飯に載せてエイヤッと食べますね。だいたい目玉焼きの白身は、それだけ食べて大しておいしい味のあるものではないし、塩でも振って先に片付け、最後に黄身を楽しんでいます。子供みたいですな。ジローの彼女、みふゆさんもそうしているようです。
上記の二氏だけでなく、目玉焼きの食べ方について検索してみますと、実に大勢の人が言及していることがわかります。誰もが食べているものですが、ちょっとざわざわした気持ちになる、不思議な存在ですね。
最初から玉子2個使えば、1個は早々につぶし、2個目は最後に楽しめると思いますが…一度に玉子2個を目玉焼きで食べるのも、別の意味でざわざわするような気もします。