雪のドライブ (1)日々雑記
20140209
タイトルだとご機嫌なイメージですが、とてもそんなものじゃなかったな。東京出張で二泊し、昨日帰って来ました。自分の運転する車で。
木曜日に出かけたときはまさか、こんな雪になるとは思いません。金曜日、訪問したあちこちで「明日は大雪みたいですよ、大丈夫ですか?」と訊かれ、「まあ雪道はそれなりに慣れてますから…」と返事をしていました。皆が雪慣れしていない都心を走るのはちょいと心配でしたが、高速に乗ってしまえば大丈夫だろうと。
土曜日。朝起きると予報の通り、地面にはうっすらと雪が積もり、受験生たちが傘を差して寒そうに歩いています。予定よりちょっと早め、8時に出発しました。午後3時からお客様の新年会があり、それに間に合わなくてはいけません。都内の一般道は車も少なく、すいすいと走れます。降って来る雪はそう大したことはありません。
初台から高速に乗り、この調子なら直接新年会場へ行かなくても、一旦家へ帰れるなんて呑気に思っていたら、電光掲示板に突然「諏訪/伊北間通行止め」と悪魔のような表示が。諏訪と伊北ならまだ大したことない、せいぜい一時間くらいのロスで済めば全然問題ないさ、とは思いましたが、それでもいささか不安を感じます。
その不安はすぐに現実となります。伊北から先が通行止めとなり、諏訪よりはるか手前の甲府昭和から先が通行止めとなり、ちょうど車が大月を通過するときには「大月から先通行止め」になってしまいました。これは、やばい。対向車線には衝突した車の無残な姿も何台か。
高速で何とか行けるところまで行こうとしましたが、結局甲府南で下りることになりました。ここから伊那までずっと下道か…。国道20号線、通ったことのない道ですが、山梨長野県境には、かなり標高の高い山道もあるはず。容易ならぬ事態だと、ようやく気づきます。甲府から韮崎に入るところで渋滞となり車列が完全に止まってしまいました。この時点でもう3時には間に合いません。コンビニにトイレ休憩に寄り、お客様にお侘びの電話を入れたり、菓子や飲み物を買ったりして長期戦を覚悟します。
この場所で30分近くは待たされましたか、ようやく車が動き出すと、前方には案の定、チェーンを巻く大型トラックの運転手。こんなときに備えもしないで走るんじゃねえよ、プロの運転手なんだろう、天気予報くらい見てこいや!と心の中で毒づいてみますが、どうにもなりません。伊那まで距離にしてまだ半分くらいです。
写真は、朝ホテルの窓から見た都心の様子。この時間まだ雪は少ないですが、このあと20センチを越える、都心では45年ぶりの積雪になったとか。