御柱祭日々雑記
20100413
お招きをいただいて、七年目ごとに行われる天下の奇祭、御柱祭の「下社木落とし」を観覧する機会を得ました。駒ヶ根と諏訪はそう遠くないのですが、今回が初めての体験でした。
諏訪大社御柱祭は一ヶ月以上にわたって繰り広げられるダイナミックなお祭りですが、最大の見せ場といえばやはり、何トンもある太い柱が豪快に滑り落ちる「木落とし」でしょう。この日は3本の柱が勇気ある氏子さんたちを乗せて滑り落ち、さすがと思わせる迫力でした。
立っているのがやっと、という急斜面ですから、いったん御柱が滑り出せば容易にコントロールなどできません。大怪我をすることもあるわけですが、見ていて「あわや!」と思うような場面もあり、ひやひやしました。それでも今回は、大きなアクシデントもなく無事済んで、何よりでした。観覧席からも大きな拍手が起こりました。
少し歩くと、木落とし坂まで大勢の氏子さんが柱を引っ張っている場面も見られます。すぐ近くで見ると柱はさすがにでかい!甲高い声で「木遣り」をうたいながら、ずんずんと柱が進んでいく様子は圧巻です。
規模も内容も、天下の奇祭とよぶにふさわしいお祭りでした(まだまだ続くのですが)。経済効果にも期待ですね。