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マグロ一尾1億5千万円日々雑記

20130106



昨年も同じ題材で記事を書いているのですが、ここまで途方も無い値がつけられては言及しないわけにもいきませんな。。


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(日経新聞)新春恒例の初セリが5日、東京・築地市場で開かれ、青森県大間産のクロマグロが1匹1億5540万円の史上最高値で競り落とされた。昨年付けたこれまでの最高値(5649万円)の2.8倍で1キロあたりだと70万円。落札者は、すしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(東京・中央)だった。
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昨年も初せりでの最高値が大きな話題を呼びました。今も記憶に新しい。しかしそれが僅か一年後、3倍近くもアップするとは驚きあきれます。いろいろな感想をお持ちの方がいるでしょうが、ここまで来ますと新春を祝うきっぷの良さとか男気(おとこぎ)とかいう言葉よりも「悪ふざけ」的な感じがして、私は正直あまりいい気持ちはしません。


宣伝料と思えば安いものだ、と言う人も多いと思いますが、宣伝料としてもたぶん相当高いですね(実は税金対策だったりして)。一貫の原価3~4万円のマグロを128円で食べたお客は喜んだでしょうが、そもそも原価自体が実態(品質)に全く即していないバブル価格なのです。おいしかったなら結構ですが、そう感激して喜ぶほどのことでもないでしょう。


新聞の見出しには「過熱に懸念も」なんてありました。これを機にマグロの値段が一斉に高騰するようなものでもあるまいし、ちょっとオーバーか。ただマグロも資源の量を気にしながら上手に獲っていかなくてはならないのは確かで、漁獲枠も定められています。中国などでも人気が出ているとも聞きますから、値段は上がることこそあれ、安くなることは難しいのだろうと思います。


ここで支払われる一億5千万円、最終的に誰の手に渡るのでしょうかね。釣った漁師さんか、大間の漁協か、市場関係者か。回りまわって、東北の水産復興のためにいくらかでも役に立つといいのですがね。


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