「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

おうちが工房日々雑記

20121030



今朝NHKのニュースで、3Dプリンターの話題を取り上げていました。思わず見入ってしまいました。


門外漢の私が初めてこの言葉に接したのは、一か月前の新聞記事でした。インクのように樹脂を吹き付け立体的な造形を可能にする機械が、実験室で成功したなんて過程をとっくに通り抜け、安いものはなんと1台10万円で手に入る、ですって!読みながら興奮しました。何を今頃、と言われるのかもしれませんが。


今朝のNHKでは、家庭の卓上に置かれた10万円機が目まぐるしく動き、プラスチックのオブジェを作っていく様子が、また高級機種を使って表情まで実物そっくりに作り上げた女性アナウンサーのフィギュアがレポートされました。いや凄い。見たところでは、高級機と10万円機ではテクスチャの違いがかなりあるようですね。


これって、どんな形でもできるのでしょうかね。検索してみると結構複雑に隙間の空いたような図形も作られているようで、まあ大抵のものはできるということでしょう。


医療の現場で、リン酸カリウムを素材にして(樹脂でなくても、金属とかでもできるみたいですね)人工骨を作り、骨折の修復を試みたところ、1年2年もすると結合部がうまく癒着してもとの骨の形をそのまま復元できてしまうとか。


当社の業務に何か役に立つでしょうか。製菓用のいろいろな機械をお菓子屋さんに買っていただいていますが、部品が壊れたとか紛失したとかいったときに、メーカーさんから立体設計図をネットで取り寄せ、自社の3Dプリンターでちょちょいのちょい、とやれば、たちまち自前で部品ができてしまうわけだ。「お取り寄せ」をしなくても良くなりますね。メーカーさんの方は、部品在庫を置く必要がなくなります。これはお互いにとって大きなメリットです。


現在はもっぱら専門工房の職人技に頼っている、食品サンプルなんていいかもしれませんね。天ぷらなどはかなり難しい技術を使って作っていると聞いたことがありますが。問題は色づけの行程ですが、インクジェットみたいに数種類の色つき樹脂をミックスしながら吹き付けていけば、微妙に半透明な質感だって出すことができるでしょう。


こうして「おうちが工房」になれば、第何次かの産業革命になりそうな予感も…ちょっと大袈裟でしょうか?


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