タイ食・三種の神器食べもの
20100622
タイの食べ物の三題話といえば、唐辛子・パクチー・ナンプラーでしょうね。何を食べても、このどれかは入っています。
唐辛子、いろいろ種類がありますが、小さいものほど辛い。料理によって辛さの強いもの、そうでないものがありますが、辛いものは本当に脳髄直撃、です。口に痛みを感じます。
よく使われているのはタイ風サラダですね。未熟なパパイヤとか、人参や玉ねぎ、セロリみたいなものを千切りにして、唐辛子入りドレッシングで和えています。見た目はそんなに辛そうではないんですが、食べてみると、撃沈!
ご存知トムヤムクンも、店によってはかなりの辛さです。いわゆる外国人旅行者向け?のものは、そう大したことはありませんが、地元の人向けのものは、それはそれは…
いろいろな料理のつけだれ(薬味)としても頻繁に登場します。もともとの料理が薄味に作られている場合は、4種類位の薬味が一緒に出てきて、それを使います。辛さの効いた赤や緑のペーストだったり、細かいみじん切りだったりです。スイートチリソースやナンプラーも出てきます。これは、量はアズユーライクなので、嫌だったら使わなければいいですね。
ナンプラーはご存知、魚醤です。(ベトナムではニョクマム、日本では「しょっつる」「いしる」など)これは料理では、ほんのり感じる…くらいでしょうか。私は正直、これはわざわざかけて食べるほど大好きってわけでもないのですが、そんなに気にせず食べています。
以前ベトナムで、これを作っているところを見ましたが、いやあ、暑いところだったし、凄い匂い。いろんな小魚を塩と一緒に巨大な甕にいれて発酵させます。現地のスーパーでは、瓶入りが何十種類も棚に並んでいます。
パクチー(香菜、コリアンダー)は日本人には好き嫌いの激しい野菜です。私の身の回りにも駄目だという人は多いです。でも私も家族も大好き!自宅の空きスペースでちょこっと栽培しているくらいです。駒ヶ根・伊那近辺では手に入りにくいので、残念。
今回同行した人たちは、全員がパクチーOKでした。これは極めて珍しいことだったと思うのですが、近年のエスニック食の普及によって、日本人の味覚も食べなれないものを許容し始めているのではないでしょうかね。
写真は、現地の味覚に近い(と思われる)店で食べた、ラーブ。タイの東北部、イサーン地方の名物料理で、挽肉のサラダです。豚肉で作ることが多いようですが、この皿は、蛙のラーブです。骨ごと叩いて細かくした蛙(火は通ってます)の食感が面白い。そして、激辛です。今回滞在中の料理で一番、辛かった!ヴィエンチャン・キッチンというレストランでした。