「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

春香公演終わる音楽ばなし

20120604



春香の公演、無事終わりました。1400席のホールを埋め尽くした満員のお客様から熱い拍手をいただくことができました。


オペラは総合芸術だといわれます。音楽、演劇、舞踊、美術など幅広い分野にまたがって作られるからですが、今回本番を終えて、いかに多くの人たちが関わってできたプロジェクトだったかと、改めて思いました。


これまで何回か合唱団と一緒のコンサートを経験し、200名近くの人が一緒に演奏に参加する大がかりなものを指揮したこともありますが、オペラは桁が違います。出演する人だけでも指揮者、独唱者、合唱団、役者さん、ダンサー、そしてオーケストラ。練習に終始付き添うコレペティトア(練習ピアニスト。とても大切な仕事です)。演出、振付、照明、衣装、舞台、小道具などのスタッフ。マネージメントや広報を行う事務局。


当日の午前中、ピットでオケ単独での最後のリハーサルがあったのですが、舞台上では難所である第4幕の男声合唱の立ち回りの確認、女声も加わって合唱団の動きの確認、彼らが引っ込むと今度は舞踊団の最終確認、進行役陰アナの音声確認、とそれぞれのポジションのチェックが、次から次へオケリハと同時進行で行われました。


ピットにいた私には、すべての役がベストを尽くし一緒になって一つのオペラ公演が作られていく象徴的なシーンだと感じて、何だか感慨深いものがありました。もちろんこの中でオーケストラが重要な役割であることは間違いないのですが、それもまた一つの「部分」でしかないのです。


公演は素晴しいソリストたちに引っ張られ、充実したものになったと思います(ピットからステージは見えないので、想像するしかありません…早くビデオが見たい)。チャンゴは乾いた空気の中で気持ち良く鳴ってくれて、いい感じで演奏することができました。これでまた何年も物置に眠らせてしまっては勿体無いので、もう少しいろいろなリズムを練習してみたいですね、時々は。


写真はリハーサル中の打楽器セクションです(公演当日ではない)。スペースに余裕があるようにも見えますが、実際にはほとんど動ける余地はありません。赤い服を着た私が椅子に乗っけたチャンゴを叩いています。メンバー4人がそれぞれ3種類以上の楽器を受け持ち演奏しました。ちなみに、隣にあるドラも私の所有楽器ですヨ。

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