追悼 竹中松造さんしごと
20120315
3月11日に急逝された当社取締役、竹中松造さんの葬儀が昨日執り行なわれました。多くの方々にお世話になったことに感謝し、web上ではありますが御礼申し上げます。
葬儀で弔辞を述べさせていただきました。(一部略)
突然の訃報に、愕然とし、痛恨の極みです。入院されたときにはそのご様子から、心配するほどの病状ではなく1週間くらいで復帰をされるのだろうと思っておりました。ところが数日後容体が急変し、その時にはもはやお話しすることもかなわず、そのまま帰らぬ人となってしまわれました。
満59歳というあまりにも早いご逝去に、ご家族の悲しみはいかばかりかと考えると、お慰めする言葉もなく、ただ運命の無常を嘆くしかありません。
竹中さんは昭和51年11月に伊勢喜に入社され、以来35年の長きに亘って誠実に勤務されました。飲食外食業のお客様をお得意先とする営業マンとして先頭に立って活躍し、取締役業務用食品部長という重責を担ってこられました。
熱意と責任感あふれる仕事ぶりはお得意様や仕入先様から深く信頼され、また部下の社員たちには厳しくも温かい指導ぶりで慕われ、その一丸となったチームはまさに「竹中一家」と言いたくなるような団結を誇っておりました。日頃から口数の多いかたではありませんでしたが、多くの後輩社員たちが竹中部長の背中を見ながら一人前に育ててもらったと言っていいでしょう。
いよいよ仕事上でも円熟期を迎え、会社の大黒柱としてこれからもますます活躍していただけるものと信じて疑わなかっただけに、会社にとって貴方の急逝は大変な痛手であり、私どもは大きな喪失感に包まれています。しかし貴方の立派な仕事や業績は、苦楽を共にしてきた私たちの記憶に、そして当社百年余の歴史にしっかりと刻み込まれて消えることはありません。
ランニングを愛好し、休日など真剣な表情で前を向いて走っているお姿を近所に住む私もしばらく前までたびたびお見かけしました。息子さん娘さんはそれぞれお近くに所帯を構え、ご家族仲良く暮らしておられます。お孫さんたちに囲まれた楽しい日々を長く過ごされる筈でしたのに、さぞ心残りであったことと思います。これからは高い空からご家族を、私どもを見守って下さることでしょう。心からご冥福をお祈りして弔辞といたします。
竹中さんどうか安らかにお眠り下さい さようなら
平成24年3月14日
株式会社 伊勢喜 代表取締役社長 春日俊也