御神渡りはいかに?日々雑記
20120131
居座ってしまった大寒波のおかげで、伊那谷も本当に寒い日々が続きます。雪こそありませんが、最低気温は毎朝マイナス10℃近くになります。晴れた日当たりの良いところでは日中こそ少し暖かいようにも思えますが、日が落ちるとたちまち芯から冷えてくる感じ。
さてこの時期の風物詩、諏訪湖の「御神渡り(おみわたり)」が4年ぶりに見られるかどうか、話題になっています。
諏訪湖が全面結氷してだんだん氷が厚くなってゆきますと、昼夜の温度差で氷の膨張収縮が繰り返されていきます。ある日轟音とともに氷が盛り上がり、諏訪湖の南北に氷の山脈ができるのです。高さは数十㌢から1m以上にもなります。
これを諏訪大社の上社から下社へと神様が渡った道筋に見立てて、御神渡りというわけです。
マイナス10℃以下の寒い日が何日も続かなくては御神渡りは見られません。中央道から諏訪湖が見えますが、真冬でも湖の中心まで結氷している様子は意外と見る機会が少ないのです。かつては毎年のようにあったのでしょうが、平成になってからは6回だけで、3年か4年に1回しか起こっていないことになります。
子供がまだ小さかったとき、出現の知らせを聞いて見せに行きましたが(実は私もそのとき初めて見ました)「えっ、これがそう?」というくらいの小規模なものでした。本格的なものができたら、見に行ってみたいものです。諏訪の人たちも、今か今かと楽しみにしているのでしょう。
関連リンク: 諏訪市博物館/御神渡り