忘れ物日々雑記
20110605
先週後半は、仕事で二日続けて東京へ行きました。泊まっても良かったんですが、駒ヶ根へ戻って来たい用事がありましたので。
二日目はある全国会議に出席するため1人で車を運転して行きました。山梨県に入ったあたりで、気がつきました。
スーツの上着を忘れた。
車の座席に長時間座るので、上着がしわにならないよう別のジャンパーを羽織って行くのですが、肝心の上着を車に積むのを忘れてしまいました。あらら…今さら取りにも帰れない…
私にはこのパターンは時たまあって、大抵は車に乗るときに気がつくのです。こんな遠くに来るまで気がつかなかったとは、不覚。
世間はクールビズとはいえ、今日の会議はノーネクタイはまったく問題ないでしょうが、上着なしではどうも格好つかない。会議のあと立食の懇親会もありますし。
しょうがないので、東京について車をホテルに置いてから、(あまり高くなさそうな)衣料品店を探しました。目星をつけた場所に期待通りに店があったので、何とか使えそうなジャケットを購入。こんなときでもなければ、私は普段自分で服など全く買わない人なのです。とほほ…
もう二十年以上前、東京でのコンサートに出演することになりました。本番前日、東京行きのバスに乗ってすぐ、ステージで着る黒服の下の白いシャツを忘れたことに気がつきました。東京に着くのは夜10時過ぎで、翌日の本番は朝9時集合ですから、買う時間がない。
昼食休憩の時間に外で買えばいいや、と思ったのですが、ホールの近所を探しても洋服屋がありません。ホテルのショップ街にあったブティックで聞くと、白は一枚23,000円の超高級シャツしかないんだって。お店の人は「大変良いものですよ」と言いますが。…そりゃあ、それだけ出せば、間違いなく大変良いものでしょうよ。
開演時間も迫っており、結局タクシーに往復乗って(一軒、心当たりがありました)二千円のシャツを買うことになりました。その日の素晴しかった演奏と共に、懐しい思い出です。