総力戦日々雑記
20110321
震災から十日がたちました。原発については、放水の成功や電源の接続など、少し先が明るくなるような知らせが続いています。最悪の時は過ぎた、と言っていいのでしょうか?
警察、自衛隊、消防、炉内の温度を下げるために、あの手この手でさまざまな手段が試みられました。消防の特殊車両の登場でようやく水が入りましたが、もっと早くこれを使っていたら、と思います。
先週、先輩たちと一杯飲む会がありましたが、何だか二百三高地みたいだなあ、と皆で嘆くことしきり。兵力を小出しにして、膨大な死傷者を出した戦いに、似ているような。
一刻も早く温度を下げ、吐き出される放射能を封じることが最優先のミッションです。が、一つ試してはダメ、それから次の手を考えて翌日試す、てなことでは、なかなか解決しない。考えられる策をすべて用意して、片端から矢継ぎ早に投入することを、多くの人は期待していたのでは。(さまざまな事情はありましょう)
特殊消防車出動のとき「ついに総力戦」という新聞の見出しがありました。それまでは総力戦でなかった、ということですか。何で最初から総力戦でなかったの。
四日市の会社で保有しているお化けのような放水車がそろそろ現場に到着する、とニュースで言っていました。社長さんはこの車を提供したい、と数日前から東電と連絡を取ろうとしていたのですが、なかなか伝わらなかったようです。
原発被害と恐怖感は深刻です。ああ、早く、この車が活躍してくれますように!