ガキ大将、手が付けられません日々雑記
20250408
…としか言いようがないですなあ。多くの人がもういろいろ書いているので、今さら私が言うこともあまりないのですが。アメリカ第一主義を実現する政策にさえなっていない。愚かな大統領として歴史に名を遺すのは、確定ですね。
このお方は関税というものをわかっているのか、不思議です。真っ先に不利益を被るのは、自分たちなんじゃないの。輸入品の関税を払うのは米国企業、それによる値上げを受け入れなくてはならないのはアメリカの国民です。
アメリカの製造業を復活させたいのだといいます。原料資源から部品から全部を米国内で調達できると思っているのかな。アメリカの製造業こそ困る場面が山のように出てくるのでは。だいたいアメリカ経済は金融とITで世界を支配しようとし、事実支配していますが、製造業のことなぞまともに考えてこなかったでしょう。今さら何を言っているのか。
これに振り回される各国こそいい迷惑です。そもそも根拠なく関税率を決めたのですから、相手国がああだこうだ言ってみても聞く耳を持たないでしょう。対象国にロシアと北朝鮮が含まれていないのが不思議です。米国はロシアからの輸入だってそれなりにあるそうですよ。無人島までリストに上がっているのにね。
しかし相手をバカだアホだと言っていても始まりません。日本国内の製造業にとって、大変な衝撃です。当地も自動車産業に関わる工場はたくさんありますし、早急な対策が求められます。石破首相が早速電話会談したのは「何かやってる感」を出したかったのだと思いますが、報復関税をやるつもりはないなんて最初から手の内を見せていて、かえって甘く見られるだけに終わったのでなければいいのですが。
共和党支持者たちだって今は喜んでいるみたいですが、自分たちがどんな輩を国の指導者に選んだのか、そう遠からずわかるでしょう。いつまでもこんなことは続けられますまい。そうなったら関税の撤回と引き換えに、ありとあらゆるアメリカ有利な諸条件を飲ませるつもりかもしれませんし、慌てずに状況を見極めなくてはなりません。賢明な判断と対策が求められますが、今の日本政府に、それができるのかどうか。