「おいしいことなど徒然と」

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因縁の水路をふさぐ(2)日々雑記

20250323



このときバッグには現金など貴重な物件が入っており、弁当箱を守ってバッグをみすみす流した重大な過失を悔やんでも今さらどうしようもありません。何とか失われたバッグを見つけなければ。


水路が暗渠の中を通ってどこに出てくるかわからない。当時会社の幹部で地元を良く知るKさんに電話で事情を話し、このへんに出てくるだろうと当たりをつけました。


翌日はちょうど休日で、朝から捜索に出かけますと、水路端にKさんが既にいるではありませんか。心配して駆けつけてくれたのです。何とありがたいこと。


二人で水路に沿って東方向へ下っていきます。1㌔以上歩いて国道を渡り、さらに進んで水路(もう水路ではなく川で、流れは緩い)がトンネルから表へ出てくる開口部をのぞき込みますと…2㍍ほど奥に、バッグが石に引っかかっているではありませんか。


周囲に雪など残っていましたが迷わず裸足になってジャブジャブと川に入り、ようやく獲物をゲットしました。中身は無事、入っていたお金はアイロンをかけて新札同様になりました。もう少し奥だったら見つけられなかったでしょうし、暗渠の途中に何か引っかかりがあったら、どうしようもありません。


落とし物もさることながら、そもそもあの深さのコンクリートの水路に仰向けに転落して、手にかすり傷を負ったくらいで済んだのは奇跡です。当たり所が悪ければ大怪我の可能性だってありました。落ちたことは不運なれど、不幸中の幸い、人生最大級の運をここで使ってしまったのではと思いました。


因縁の水路、もうすぐ塞がれます。別に寂しくはありませんが。

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