「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

ワイン関税200% 飲みもの、お酒

20250314



やりたい放題のトランプ大統領。今度はアルコールまでもターゲットに。

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(ロイター)トランプ米大統領は13日、EUが米国産ウイスキーへの課税措置を撤廃しなければ、EUから輸出されるワインやシャンパンなど全てのアルコール製品に200%の関税を課すと表明した。
トランプ大統領はソーシャルメディアに「全世界がわれわれを搾取している」と投稿。EUは世界で最も敵対的かつ搾取的な関税当局で、米国を利用することのみを目的としていると批判した。
(中略)トランプ大統領の関税に対抗し、カナダもこれまでに米国産のビール、ワイン、バーボンなどに報復関税を課す方針を表明しており、アルコール製品が貿易戦争での主要品目になりつつある。
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米国人がフランスやイタリアのワインをどのくらい飲んでるのでしょう?しかし200%というのはすごい。この関税はEUが払うのではなくアメリカの輸入業者が払い、価格に転嫁されるのですからまともには飲めない値段になってしまいます。


リンク先のアルコログというサイトででワインの輸入量統計を見ると、アメリカは世界一ワインを輸入している国だそうです。全世界の14%を輸入していて、しかも30年近く右肩上がり。意外に飲んでいます。


一方でヨーロッパ人は、アメリカの酒をどのくらい飲んでいるのでしょうか。彼らがバーボンを飲む姿を想像しにくいです。バーボンを輸入している国はスペインがやたらに多く、次いで我が日本。この2か国を除くとバーボン以外のウイスキー(って何だろう?)の輸出の方が多いようですね。


アメリカの欧州へのウイスキー輸出量はリンク先の表にあるだけで約9千万ℓ、ワインの輸入量は14億ℓ。輸入先がわかりませんが多くは欧州でしょう。この量を盾にとられると確かにヨーロッパのワイン生産国は苦しいだろうと思います。(ちなみにアメリカは、輸出するより多くのウイスキーを輸入もしています)


いずれにせよこれが実行されたら、取扱業者はもちろんアメリカの消費者だって被害者でしょう。もっともトランプの「ディール」は最初にガツンとかまして後で少しずつ軟化していくのが常套手段だったりしますから、どこまで本気にすればいいのかよくわかりませんが。


当社はカリフォルニアワインの扱いは少なく、直ちに影響することはないと思いますが、こんな不毛な戦いに巻き込まれるのはごめんです。

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