太ったサバが食べたい(3)うな丼の未来
20250217
近年のサバ漁獲量を示すグラフがリンク先にありますのでご覧ください。サバが豊富に獲れた70~80年代は遠い昔の話。いったん漁獲量が持ち直した2015年以降、右肩下がりでサバは獲れなくなっています。中国ロシアが伸びているせいだとは思えません。このまま未成魚を獲り続けていけば、さらにサバは減っていくでしょう。
未成魚の多くはアフリカなどへ輸出されるそうです。値段が安いから。価格競争力がある、などという人もいるそうですが、とても高く売れる代物でないから安く売るしかない。もう1年、2年泳がせておけば何倍かの値段で売れるのに。若狭の焼き鯖も、いまや魚の産地はノルウェーです。
安くしか売れない魚を競争で獲り続け、資源を削り減らしている水産業の行く末を考えると、暗澹たる気持ちになります。ノルウェーが漁業者の天国なのか知りませんが、3Kとは無縁の高収入で、未来のある産業として後継者に悩むこともないと聞きます。彼らもここまで来るのにきっと苦労もあったでしょう。日本の漁業も、どこかで変われることを信じたい。
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(19.2.4の本欄より)私自身もサバは大好物で、はっきり言って大ファンです。焼き鯖なんて、これに勝るご飯のおかずは考えられないではありませんか。脂の乗ったサバをさっぱり味でいただく〆鯖も捨てがたい。旨煮も味噌煮も缶詰も、どう食べてもいいですね。洋食系でおいしいメニュー、何かないかな。大産地のノルウェーではどうやって食べてるのでしょうか。…
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そうだ、サバサンドがありましたね。トルコでは庶民の食として有名です。今でこそ日本でも知られていますが、昔かの地へ行ったときにはその存在を知らずに食べそびれました。当社お得意様、諏訪の「太養パン店」さんで販売しており、メディアに何度も取り上げられ人気商品になっています。ボリュームも満点、食べ応え十分、美味しいです!
関連リンク: サバのデータ(マルハニチロのホームページ)