とばっちり辞任日々雑記
20231215
地元選出の宮下一郎農水大臣、わずか3か月で辞任することになるとは。口惜しい気持ちで一杯のことでしょう。
パーティー券キックバック裏金問題は自民党を揺るがす大きな問題になっております。安倍派に属する閣僚4人をはじめ、多くの人が役職を辞任することになりました。実際に裏金を作っていたなら国民に対する裏切りであり、辞任は当然ですが、この方は当初より「適正に処理している」と説明しています。落ち度はないということです。
私はTVを見ていませんが、杉村太蔵氏が「この人の収支報告書を見たが、個人献金まで全部記載されている。派閥から入った金も全部書いてある。報告書の見本のようだ」と言っていたとか。日頃の誠実で几帳面な言動を見ていれば、さもありなんと思いますよ。
だいたい、キックバックを受け取ったことがいけないと誤解している人は多いようですが、キックバックは別に悪いことではない。それを政治資金収支報告書に記帳せず裏金にしたことが問題なのです。きちんと処理していれば何もとがめられることではありません。
それなのに巻き添え連帯責任で詰め腹を切らされるのですから、ご本人、支持者の落胆は推して知るべし。もったいないことです。SNSで「やましいところがなければ辞めないはず。辞めるのは自分もやってるからだろう」と言う人の多いこと。ろくに事情も知らない人たちに推測で十把一絡げにされたら、たまりませんよね。
適材適所だと思って期待していた農水大臣の職をこういう不本意な形で失ったのは私も残念です。これにめげず、これからも議員の立場で活動を積み重ね、ぜひ再出発をと思います。この際ですから安倍派も自民党もきちんと膿を出して、綺麗さっぱりとしていただきたい。いい加減に済ませて欲しくないよ。