「おいしいことなど徒然と」

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ホタテ食べて応援しごと

20231003



中国が日本からの水産品輸入を止めて一か月が過ぎました。これまで中国向け輸出の比率が多かった産品、特にホタテ貝は、行き場のない在庫が積みあがるなど苦慮する業者さんのニュースが流れてきます。


中国以外の輸出先を探したり、加工のできる施設人員を強化するなどの取り組みが始まっていますが、状況を短期間で目覚しく改善するのはなかなか難しいことだと思います。殻付きの帆立を剥いて形を整える加工は熟練の技を必要として誰でもできるものではないようですし、そもそも日本の工場の設備が中国からの再輸出先EUの安全衛生基準を満たしていないのです。


それなら食べて応援しよう、ということで農水省が音頭を取り「食べるぜニッポン」というキャンペーンを始めています。先月末に宮下農水大臣が記者会見でホタテの消費拡大に協力を求めました。ちょっと長いですが原文のまま転載します。(農水省ホームページより)

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…国民・消費者の皆様には、輸入停止措置の影響を受ける日本産水産物の更なる消費拡大に御協力をお願いいたします。例えば、ホタテガイについては、2022年における国民一人当たりの国内消費量は、約7粒となりますが、今回の輸入規制措置の影響を受けるホタテガイを全て国内で消費した場合には、追加で5(粒)から7粒を1年間に食べていただく計算となります。ということで、5粒であれば、(年間消費量は)12粒ですので、月に1粒食べていただきたいというのが計算上ですけれども、普通に考えて1粒だけ料理を食べるのは、なかなか実現が難しいので、ホタテを使用したメニューをもう一皿食べていただくとありがたいです。ざっくりと年に2回ぐらいは、食べようということで応援いただけると、中国向けに輸出していたものをそっくり国内消費できるということですので、よろしくお願いしたいと思います。
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これが大臣の仕事ですかなんて言った人もいるようですが、大臣の仕事に決まってます。


当社扱いの冷凍ホタテの価格はこの数年間で何倍にも高騰しました。中国が高く買ってくれていたことで日本国内の価格も上がっていたわけです。結果的に国内消費に回る量は減り、私たちが気軽に買える価格からはかけ離れてしまいました。


今度のことでホタテの価格はそれなりに下がるでしょう。ホタテバブルが弾けることは関係者には残念でしょうが、美味しいホタテが適正価格で国民の食卓に上るようになれば、それも経済原則にのっとったこと。私たちの税金で価格維持をするのでなく、販路拡大のための仕組みづくりに使っていただきたいです。そういう応援なら喜んでします。


国内消費拡大キャンペーン、私たちも何かの方法でお手伝いしたいと思いますが、さしあたっては今月中旬に行われる展示会かな?

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