イルカに襲われる日々雑記
20230719
水族館のショーでお馴染みの愛らしい海の動物、イルカ。でも実態は、そうばかりでもなさそうですよ。
---------------------------------
(北陸放送)福井県美浜町竹波の水晶浜海水浴場で16日早朝、およそ5メートル沖合を泳いでいた岐阜県可児市の60代男性に野生のイルカがぶつかり、男性はろっ骨を複数折る大けがをしました。その後、別の男性3人もイルカにかまれるなどして、軽いけがをしました。
現場には17日もイルカが現れ、相次いで海水浴客に襲い掛かりました。
---------------------------------
「襲い掛かりました」ですって。実は昨年夏にも福井市内の海水浴場で、2か月ほどの間に20人が噛まれるなど怪我をしています。中には両腕を10回以上噛まれて18針も縫う大怪我をした人もいます。こうなると「小さなジョーズ」みたいなものですね。
ジョーズこと凶暴なホオジロザメが、体のずっと小さなイルカに体当たりされて殺されることはよくあるのだそうです。サメは魚でイルカは哺乳類、運動のための筋肉量や骨格がまず全く違う。サメには内臓を保護する肋骨がなく、頭のいいイルカがその急所を狙って体当たりすることで、内臓破裂させるんですって。(あまり信頼できる情報源でもないので、信用しすぎないで下さい)
それにイルカの歯って、よく見ると結構な迫力です。こいつが思い切り「ガブッ」とやってきたら、怖いと思いませんか。福井の被害者たちが本気で噛まれたのかじゃれて遊んできたヤツに甘噛みされたのか。記事からは後者のような感じがしますが、それでさえこの怪我ですからね。
ドラマやアニメで紹介される通り、イルカには他の動物にないヒトとの親和性を示す傾向が確かにあるようです。しかし本質的には野生動物ですから、中には攻撃的な個体だってあるでしょうし(福井の例も同一個体の可能性もあるらしい)手放しで安心はできません。水族館で事故が起こった例も少なくないらしい。
他人事だと思うから面白がっていられますが、海水浴に行かれる方、どうぞご用心。私はまだ「野生のイルカ」なるものを見たことはありません。ぜひ一度、なぜなぜしてみたいです。