「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

失格のち栄冠日々雑記

20230609



豪雨のち快晴、ということでしょうか。ここ数日の報道番組はこの話題で持ちきり、テニスファンならずとも問題の行方がたいへん気になるところでした。

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(テニス365、一部略)テニスの全仏オープンは8日、混合ダブルス決勝が行われ、加藤未唯/T・ポイツ(ドイツ)組がカナダ・ニュージーランド組を4-6, 6-4, 10-6の逆転で破り、両選手ともキャリア初の四大大会初優勝を果たした。
加藤は4日の女子ダブルス3回戦でスペイン/チェコ組と対戦したが、第2セット途中で加藤がボールガールにボールをぶつけてしまい失格に。それでも翌5日に行われた混合ダブルス準々決勝ではブラジルのペアをストレートで破り、初のベスト4進出を決めている。
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まずは優勝を祝福しましょう。女子複で失格の衝撃からすぐ立ち直ったメンタルが素晴らしい。相棒のドイツ選手のサポートもとても良かったのでしょう。この二人がペアを組んだのは初めて、それも大会直前だそうで、テニスのダブルス戦というのは綿密な作戦とかチームワークとかあまり関係ないのでしょうか?


失格とされた場面については既にいろいろ言われているので詳しく書きませんが、ボールガールにぶつけてしまったのは明らかに加藤選手の過失で、警告を受けるのは止むを得ない。しかし、これが失格にまでされた経緯は、まったく不透明です。


当たった現場を見てもいない相手選手の抗議が通り、会場外にいたレフェリーがビデオを見もせず一方的に失格を宣言したのは、理不尽としか言えません。開催地がフランスということもあり、人種差別的なにおいも感じます。


救いはプロ選手協会や多くのテニスファン、メディアが加藤選手の味方になってくれたこと。いちど失格になっても混合複に出場できたことは、きっと異例なのでしょう。失意から一夜明け、何くそという気持ちをパワーに変えて見事優勝した加藤選手、本当にあっぱれです。


優勝インタビューでは女子複でペアを組んだ選手への感謝の気持ちに加え、失格処分への抗議、ボールガールへの配慮、そして相手ペアにも「女子ダブルスで対戦したサラとマリエにも、また良い試合をしたいと私は願っています」と言葉をかけました。完璧なスピーチですね。棚ぼたの一勝と引き換えに多くを失った相手の二人がどう受け取るかは、彼女ら次第ですが。

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