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紋付きハカマで指揮音楽ばなし

20221208

オーケストラ指揮者の衣装といえば、普通は燕尾服、昼間のコンサートならダークスーツ、夏場なら白系の上着、といったところが定番でしょう。最近は詰襟のマオジャケットも多いですね。間違っても和装で指揮する人はいません。


それが先日、紋付き袴で指揮をしてしまいました。伊那文化会館で行われた「和の響き フェスティバルコンサート」という和楽器のコンサートに出演したのです。


この催しは地元で活動するプロ・アマチュアの皆さんや、小中学生の「ジュニア和楽器隊」や太鼓グループなど、さまざまな和楽器奏者が入れ代わり立ち代わり登場しました。コンサートのフィナーレ曲として二十数名の和楽器オーケストラが演奏する、池上眞吾作曲「伊那谷幻想」を指揮させていただいたというわけ。楽器は篠笛、尺八、三味線、筝、十七弦筝(低音を担当する)、和太鼓。


女性は着物、男性は紋付き袴を身に付けてステージに上ります。指揮者は何を着るかと言われたら、やっぱり和装しかないですよね。「僕も紋付きで出ます」と言ったら幹事役のMさんからぜひにと背中を押され、本気になりました。


我が家の土蔵に、ご先祖様が着た和服がとってあるはずです(そうでなければこんなこと思いつかなかったでしょう)。探してみると袴はいくつも出てきましたが、紋付きの着物がありません。そんなわけない、絶対にあったと思うのですが、何かの時に母が処分してしまったのでしょうか?仕方がないので着物と襦袢、それに帯などの小物はレンタルすることに。


業者さんの持っている貸衣装は、当然ながら家紋が我が家のものと違います。ぜひ代々伝わる「丸に片喰」にしたい。こんなとき使う「貼り紋」なるシールがあるそうで、さっそく通販で取り寄せました。履物は雪駄、これは以前にお祭りで使ったものが残っています。黒い鼻緒に土蔵で見つけた昔の晒を巻いて白鼻緒にし、白足袋だけは購入して準備万端です。当日は楽屋に着付けをお願いしました(私の他にも頼んだ女性が何人もいたようです)。


私の体形は和装に合う…のではないかと思われます。お腹の出ているのも不自然じゃないしね。棒を振るのにも本人としては特段違和感はなく、まあいい感じでできたのではと思いました。本番の少し前には、指揮棒の代わりに扇子を使ったらどうか、曲の終わりにパッと開いたらなどと結構本気で考えましたが、音楽に集中できなくなりそうでこれだけは断念しました。やめて良かったと思います。


残念ながら指揮姿の写真がありません。ここまで引っ張ってきながら申し訳ないことです。主催者のどなたか撮ってないかなあ?
(12/23追記、写真を追加しました 後ろ姿ですが)

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