アナグマ食べもの
20220921
先日東京へ行った際に(会議所とは別の用事)珍しいお肉を食する機会がありました。アナグマの焼肉。
場所はお茶の水の「グルマンズ」というフレンチレストランで、熟成肉やジビエを得意とするカジュアルなお店です。以前はBistro29という名前だったそうですから、文字通りお肉を食べる店ですな。前菜をいろいろ注文したあと、ボードにカードでピン止めしてある肉の個体(産地やグラム表記がある)から注文するユニークなスタイルです。
ご主人は狩猟免許持ちのハンターで、自らジビエを捕獲し料理するというワイルドで(怖くない)気さくなお人。ジビエは冬のものというイメージがありますが、このアナグマは農園で栽培されているブルーベリーを狙ってくるところを、ワナを仕掛けて捕まえるんだそうです。
これを写真のように焼肉にして出してくれます。甘いもの好きな動物なので肉もほんのり甘い(気がする)。中国で高級料理熊の掌を食べるとき、熊がハチミツを獲るときに使う右手(前足)の方が美味しい、みたいな話でしょうか。熊にも利き手というものがあるのか?
当店に熊肉のメニューもありますが、ここではアナグマの話です。野生動物ぽいクセはほとんどなく柔らかく、しかし噛むほどに味がじんわり出てくるようで、肉を喰ってる感にあふれています。たぶんどなたにも食べやすい肉だと思います。
この他にもいろいろ美味しいものを頂戴し、堪能しました。とてもいいお店ですよ!(思ったよりずいぶん廉価でした)
関連リンク: 神田グルマンズ facebook