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8番、そして9番音楽ばなし

20211108

本欄読者の方には事前のご案内ができませんでしたが、伊那フィルでは昨日、2年ぶりとなる定期公演を開催しました。来場のお客様はいつもより少なめではありましたが、久しぶりに皆様に演奏を披露できる嬉しい機会となりました。


オケのメンバーには様々な事情でまだ活動に復帰できていない人も多く、今回はヴァイオリンにとても大勢のエキストラ(助っ人)をお願いすることになりました。本来の実力にかなり下駄を履かせていただいたことは否めませんが、お客様には弦楽器の充実した響きを楽しんでいただけたかと思います。


曲目はハイドンの交響曲「時計」、ベートーヴェンの「エグモント序曲」「交響曲第8番」で、私は久しぶりにティンパニを演奏し、本番のプレッシャーを存分に味わいました。ベートーヴェンの書いたティンパニの譜面は大胆かつ多くの演奏上の課題にあふれていて、奏者にとっては9つの交響曲はバイブル的な存在になっています。小さな失敗をあちこちでやらかしながら、何とか終わってやれやれというところ。


今回のメインとなったベートーヴェン8番。大作「第九」の直前に書かれ、ベートーヴェンの交響曲の中では演奏頻度は少ない…と書こうと思ってちょいと調べたら、日本オーケストラ連盟の2010年度の調査では何と全作曲家全作品の中で堂々2位にランキングされています。これは意外、びっくり。例外的な年だったろうとは思いますが。


「運命」「英雄」「田園」などの愛称付き交響曲と比べると地味な存在ではありますが、約30分のコンパクトな曲ながらきりりと引き締まってユーモアにもあふれる、たいへん魅力的な交響曲です。かく言う私も練習を重ねる中で曲の素晴らしさに気づき、大好きになった一人です。(なんだか毎回、同じようなことを言ってますね)


さて8番があれば9番、というわけで、12月は第九の演奏会を迎えます。もっとも全曲ではなく合唱付きの第4楽章のみですが、地元の合唱団とソリスト、伊那フィル中心のオケによる特別演奏会で、さらに特別なのは、私が指揮者です。


全楽章でないとはいえ第九の棒を振るとはまことに光栄なこと。貴重な機会、一か月少々という短い練習期間ですが無い能力を振り絞って臨みたいと思っております。お近くの方、ぜひお出掛け下されば幸いです。

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