「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

HOME >> ブログ-おいしいことなど徒然と >> パステル・デ・ナタ(2)

パステル・デ・ナタ(2)食べもの

20211105



これは、美味しいとしか言いようがないですなあ。台のタルト部分はあくまで軽く、中身のカスタードは極めて濃厚。素晴らしいコントラストです。


お菓子によってタルトの台はいろいろ種類があり、クッキー生地のような「パート・シュクレ」あるいは「パート・サブレ」が使われることが多いですが、パステル・デ・ナタの場合はタルト部分はパイ生地(パート・ブリゼ)でできており、そのパリパリサクサク度が素晴らしいのです。


上質なデニッシュいやクロワッサンを食べているような、そんな感じかな。でもバターの香りが強すぎることはなく、中身を邪魔しません。買った翌朝にも食べてみましたが、パリサク具合がほとんど変わっていなかったのには驚きました。


余談ですが日頃いただくフルーツの載った「タルト」はだいたい前者の生地ですが、台がとても堅いことが多くて残念だと思っています。フォークで切ろう(割ろう)としても歯が立たないことさえ時々あります。サクサクに作るのは難しいのかな。


中身のカスタード。オレンジがかったような濃い黄色に香ばしい焼き目、濃厚でありながら決してしつこくなく、卵のおいしさをそのまま頂戴しているようななめらかさ。台との相性もピッタリです。何個でも食べたくなります。


調べてみると、香港流の中華エッグタルトはカスタードの表面に焦げ目をつけずなめらかに仕上げ、ポルトガル流のパステル・デ・ナタは焦げ目を香ばしくつけるもののようです。そういえば、むかし中華街で買ったやつは焦げ目がついていなかった。


ドース・イスピーガでは他にもカスタードを使った菓子を得意としています。ここのプリンは型に入っていなくて包丁で切って食べるようなもので、どっしり堅く、重厚な味わいは他に例のないものだと思います。いま風のなめらかトロトロのプリンとは全然別物です。未食ですが生カステラ(パン・デ・ロー)などもあるようですよ。


これだけ美味しければ、買うのに手間がかかっても仕方がないですかね。考えてみれば美味しいものを居ながらにして取り寄せて食べられる現在の状況を、当たり前と思ってはいけないのかもしれません。…とは言っても、ご近所の人が羨ましいな。

ページトップへ

サブインデックス

  • カテゴリ別
  • 月別アーカイブ

新着情報

スペシャルコンテンツ

食品・食材データベース 飲食関係器具・消耗品データベース


伊勢喜モバイルサイト新規開業・問屋替えサポート

営業エリア

営業エリア お問い合わせ先

Copyright© ISEKI Corporation. All Rights Reserved.