たいゆう?日々雑記
20210714
先週末、恒例の「津島神社祇園祭」が行われ、来賓(商工会議所副会頭)としてお招きいただきました。駒ヶ根市内の「町部自治会」が主催です。いつもなら各商店会の神輿が街を練り歩くのですが、コロナ対策のため昨年に引き続いてお練りは中止され、神事のみが執り行われました。
今までは直会からの参加でしたが、今回初めて「手水の儀」なるセレモニー、そして神事に小一時間ほど参加させていただきました。手水とは神社に入るときに柄杓の水で手と口を清める、あれのことです。
その中で司会の人が『たいゆう』と声をかけ、参会者全員が深々と頭を下げる場面がありました。(お寺だと「拝礼」ですね)『たいゆう』とは何ぞや?どんな字を書くのでしょう。
直会の時に聞いてみるとやはり頭を下げてお辞儀をすることだそうですが、どんな字を書くのかはわかりません。家に帰って広辞苑を引いてみても載っていない。
あとで地元の祭典役員の人に聞いてみて検索し『ゆう』は【揖】の字だとわかりました。ネットで調べてみると…
揖とは頭を下げてお辞儀することを意味し、普通の揖(小揖)は会釈ほどの軽いお辞儀。さらに深くお辞儀をするのは深揖(しんゆう)というそうです。たいゆうはおそらく大揖のことだろうと思いますが、探してみても見つかりませんでした。深揖は45度ほど頭を下げるようなので、かなり体を折り曲げるお辞儀です。
お参りで私たちが行う「二拝二拍手一拝」の『拝』は、約90度のお辞儀だそうです。一般の参拝者でこんなお辞儀している人を見ることはまずありませんが、確かに地元神社の宮司さんは90度の深々としたお辞儀をしています。なるほど。
うーん、勉強になります。