帝国ホテルに住む日々雑記
20210206
憧れのホテル住まい。しかも帝国ホテル。まんざら雲の上の話でもないのかもしれません。
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(日経新聞)帝国ホテルは食事など定額制のサービスが付随した「サービスアパートメント」の事業を始める。旗艦の帝国ホテル東京(東京・千代田)の客室の一部を改修し、99室を専用のアパートに切り替える。専属のスタッフが付き食事や洗濯など定額で提供する。新型コロナウイルスの影響でホテルの稼働率は長期低迷が続く。ホテルならではのサービスや設備を生かし、新事業を育てる試みが広がる。
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気になる料金は、5泊で15万円、月額で36万円(2名・税サ込・約30㎡)といいますから、一泊当たり12000円。このホテルのツインルームに普通に泊まることを考えると、こりゃ確かに格安だ。朝食パンやラウンジでのコーヒー紅茶の提供、駐車場利用(1室につき1台)、フィットネスセンター・プール・サウナ利用も含まれるんですと。
このほか専用メニューによる食事提供は月6万円、ランドリーサービスは3万円の定額で使い放題ということです。ただし部屋のメークは3日に1回、歯ブラシなどアメニティグッズは最初の一泊分だけです。本来は富裕層のセカンドハウスや第二の仕事場利用を想定しているとのことです。
ホテル住まいをしていた有名人といえば、山田五十鈴さんや映画解説の淀川長治さんがいましたね。淀川氏は「独身生活には便利で快適」だとして、日曜映画劇場の収録があったテレビ朝日に接続する東京全日空ホテル34階に、亡くなるまでの11年間住んでいたそうです。それだけのヘビーユーザー(というのでしょうか)ならば料金やサービスなどはもちろん、一般の宿泊客とは全然違う特別なシステムだったでしょう。
コロナで苦しいホテル業界の苦肉の策。老舗最高級ブランドの帝国ホテルがこのようなプランを堂々と売り出したことは驚きですが、他のホテルにもじきに波及するでしょうね。2月1日から予約受付開始したところ、あっという間に半年先までの予約は埋まったのだそうな。そりゃそうでしょう。(五輪期間中は一般の予約は受けてないと思われます)
そうはいっても富裕層ならぬ我々には、一か月連続というのは時間的にも金銭的にも厳しいですが、仲間で借りて数日間ずつ交代して利用するとかもありなのかな?それがOKだったらうまくスケジュール調整して、夢のホテル住まいを体験することもできるかも、なんて、このご時世に呑気なことを想像しました。
待てよ、数日だけ滞在するのを、ホテル住まいというでしょうか?
関連リンク: 帝国ホテル サービスアパートメント