「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

拍手日々雑記

20201222



安全祈願祭とか地鎮祭とかで、玉串奉奠を順番に行う場面がありますね。サカキの枝をお供えしたあと、二礼二拍手一礼を行います。この「拍手」の手をたたく音、以前からどうも気になって仕方がありません。


一人ひとり全部音が違います。どうせなら、張りのある気持ちの良い大きな音で手をたたきたいと思いませんか?いざ自分の番になって、情けない音だったら恥ずかしいと思い気持ちを込めてたたきますが、イメージするような音にならないことが殆どです。一方でよくご一緒する方の中には、いつもほれぼれするような音で拍手する人もいらっしゃいます。


先日観た「タモリ倶楽部」でまさに、このネタを扱っておりました。どうやったら大きな音で手をたたけるのか、最初に空気と音を研究する大学教授が理論と理想の音を解説し、出演者がその通りにやってみると、全然うまくいきません。教授先生も理論と実践の違いをいじられておりました。


そこで日頃から手拍子や拍手で大きな音を出す専門家?4名が登場。クラシックの打楽器奏者福島喜裕氏(日本フィル)、空耳アワーのロケ地にもなる下高井戸八幡神社の神官、フラメンコの演奏家でパルマという手拍子をたたく人、Jリーグ東京ヴェルディの私設応援団代表、という顔ぶれ。


4人に概ね共通する手法は、手のひらに少し空洞のような凹みを作り、手がぶつかる瞬間に空洞をつぶすような感覚です。私も福島氏の指導を見ながら手をたたいてみましたが、おお、これまでと全然違う。数回試してみただけで、もう格段に音が違います。


福島スタイルはポーズが左右対称でないため、神事の拍手には使えません。2番目に登場した神官氏は神職についてから、いい音を出すために一か月練習したとのこと。この姿勢を取りながら福島氏のような音が出せればいいわけだ。これならば、神事に赴く前に少し練習しておけば、いい線いくかもしれないぞ。初詣で試してみましょう。


余談ですがフラメンコにおけるパルマは極めて重要な役割を果たしていて、本場のものを昔観たときにその迫力に驚きました。フラメンコの歌と手拍子(と足踏み)は私たちが想像するよりはるかに緊密に関係しており、素人の観客が適当な手拍子を客席でたたくことは、演者にとって実は大変やりにくいものだそうです。

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