伊那市街で熊捕獲日々雑記
20201109
熊の目撃情報や、人を襲ったニュースが全国的に相次いでいます。伊那市ではつい最近、女性が自宅の庭で熊に襲われ顔に大怪我を負う事件がありました。
これは郊外でのことでしたが、10月末には何と当社伊那店の至近でも熊を見たとの情報が出ています。伊那市から送られてくる「あんしんメール」によれば、伊那市公民館の西側で真夜中にうろついていた奴を発見したとか。わが社は公民館の西、お向かいさんですぞ。夜中でまだ良かったです。
こんな状態が続いてはかなわんと思っていましたら、昨日はついに伊那市の中心商店街で子熊が電気屋さんを訪問したというびっくりニュース。
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(長野日報)3日午前10時20分ごろ、伊那市荒井の商店街にある電気店の自動ドアから体長約40センチの子熊が店内へ入った。子熊は店舗の片隅でうずくまっているところを地元猟友会員が捕獲し市内の奥山へ放した。
(中略)子熊が捕獲されたのはJR飯田線伊那市駅から直線距離で約100㍍、伊那市駅前交差点から約10㍍南側の「ミツワ無線電機商会」の店内。経営者の春日幸雄さん(70)によると、子熊は店内に入った後、壁沿いに店の奥へと向かい、壁際で丸まったという。ちょうど来店した女性客が協力し、近くの駅前交番へ駆け込んで状況を説明。訪れた署員や猟友会員が子熊を生け捕りにした。
春日さんは「最初は自動ドアが開いたのでお客さんだと思った。よくよく見ると子熊で驚いた。熊は私を威嚇することもなく、おとなしくしていた」と振り返り、「子の臭いで親熊が店に来ないことを願いたい」とも話した。
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現場は国道に面した中心地も中心地、よくぞこんな所にと思います。学校も近い。子熊はどうやってここまでたどり着いたのでしょうか。親熊とはぐれたとすれば、子熊を必死で探す半狂乱の親が市中を暴れまわるなんてことはないでしょうね?
笑い話ではなく、TVで見れば可愛らしい子熊ちゃんでも大きくなれば手に負えません。地元のハンターも高齢化し人数が減っていると聞きますし、銃の発砲には必要以上?にがんじがらめの厳しい規制があるらしく、害獣駆除が思うようにできない現状のようです。真面目な話、対策が急がれます。熊と人は共存できません。