「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

サンマ一尾5980円うな丼の未来

20200716



お正月のマグロの競りじゃありませんよ。サンマ、さんまです。

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(北海道文化放送)記録的な不漁が続くサンマの初競りが、15日朝、北海道・釧路市で行われ、1kg4万円を超える過去最高値をつけた。店頭では、1匹5,980円の値段がつき、地元の人を驚かせている。

15日朝早く、釧路の市場に運ばれたサンマはわずか197匹、およそ21kg。
記録的不漁だった2019年の半分以下の量となった。競りでは、1kgあたり4万1,040円(税込み)の過去最高値で落札された。

マルサ笹谷商店・笹谷剛専務「新型コロナで消費的にはかなり厳しい状態ではあったが、北海道から明るいニュースを届けたいと思って買いました」
店頭では、1匹5,980円という値段がつき、買い物客を驚かせた。
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これは「明るいニュース」なのでしょうか?驚きのニュースだとは思いますが…5980円で誰かが買って、どこかの高級料亭で(高級料亭でサンマ出すかな)どなたかの口には入ったはず。おいしかったかな?


本欄ではウナギの資源問題について何度も記事にしていますが、サンマのような大衆魚にまで不漁の連鎖が押し寄せています。空前の不漁といわれた昨年は記憶に新しく、我が家でもほとんど口にしませんでした。そのまた半分ってことですからね!この時期の不漁がただちに秋の本格シーズンの漁獲に連結するとは限りませんが、大丈夫だろうかとは思います。


サンマは日本の近海だけで活動しているわけでなく、太平洋を広い範囲で回遊しているそうです。彼らの行動ルートが我々の漁場にうまく重ならず不漁になることもしばしばあります。海にいるサンマが近年、極端に減っているとは限らないようで、やたら心配することもないようですが。


5980円というのはあくまでご祝儀相場で、需給の実態を反映したものではありません。リンク先の記事、内容は参考になりますがタイトルはひどい。「高騰」って、違うでしょ(こうした記事のタイトルは執筆者が書くわけではないと思いますが)。


いかに不漁になっても、シーズン中にこんな値段が当たり前になることはないでしょうが、店頭に並ぶ量は昨年同様少なくなるかもしれませんね。

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