街の再起動しごと
20200528
全国で緊急事態宣言が解除されました。長野県では他の38県と一緒に、5/14から一足早く解除されていましたが、ようやく首都圏も含めて足並みが(いちおう)揃ったということでしょうか。
以下は長野県での話です。飲食店の夜の営業時間は20時まで(酒類の提供は19時まで)に制限されていました。これでは夜の営業を主体とする店はどうしようもありませんが、15日から時間制限はなくなりました。
ガレージセールを終えた16日の夜、数人の社員と街の様子を見に出てみましたら、営業しているお店は半分位でしょうか。居酒屋に腰を落ち着けてまずは生ビールを一杯。女将さんは「ずっと休んでいたのでビールの注ぎ方を忘れちゃった」なんて言いながらも嬉しそう。そのあと二組ほどのお客さんがやってきて、満席には遠いものの、店の雰囲気も少し賑やかになりました。
翌週末の23日。この夜は家で食事したあと、やはり街の様子が気になって独りパトロールに出かけました。開いている店はだいぶ増え、8割くらいでしたか。嬉しかったのは、街を歩いている人が少しずつ増えている様子がはっきり目に見えたこと。団体で闊歩しているグループはいませんでしたが、カップルなど二人組の方をそこここでお見かけしました。
25日。数人で居酒屋へ行きましたが、この時はだいぶ賑わいを取り戻しつつある様子が見て取れました。入店時には手の殺菌、スタッフの方はマスクをし、席と席の間には仕切りの布が下ろされ、気を使っておられるのがありあり。少ない人数で回しているらしく少し時間がかかってはいましたが、美味しい酒肴をしっかりいただきました。
どのお店も、安全衛生と利用客の楽しみとの間を試行錯誤している真っ最中。業種業態によってはまだまだ本格稼働のできない店も多いと思いますが、死んだようになっていた街が少しずつ再起動を始めているのを肌で感じて、日々嬉しい気持ちです。
(ひっきりなしに外で飲んでいるのかと言われそうですが、すべてお得意様のお店、こういう時です、ご理解ください)