「おいしいことなど徒然と」

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急な買いだめ無用しごと

20200328



いち食品問屋からの意見と思ってお読みください。。


週末に「外出自粛令」が出た東京。スーパーなどで食品を大量購入する客があふれ、店によっては棚が空っぽになったのだとか。パスタやインスタントラーメン、レトルトなど保存食ばかりか、生鮮食料品やパンなども売り切れたと言われます。


例によってTVが空っぽの棚を映して煽ったらしい。日配品(パンや豆腐など、毎「日配」達されるもののこと)や生鮮品(青果、精肉、鮮魚)は売り切ることが望ましいもので、一日の終わりには棚が空っぽになっても全然おかしくありません。普通のことです。


その他の加工食品や菓子、調味料はそれほど多くの店頭在庫を持っているわけでないので、お客が押し寄せれば当然品切れになります。その分は問屋からすぐに(条件によりますが、基本的には1~2日のうちに)納品されます。全然心配ないのです。品物はじゅうぶんあります。


ただ、納入する問屋のトラックの積載量には限りがあります。ふだん一度に10店ぶんの配達をするトラックでも、1店当たりの発注量が倍になれば、物理的に5店ぶんの荷物しか積めません。そうすれば納入のペースは通常より遅れがちになります。


毎日買い物に行かなくても、一週間や半月は食べていけるくらいの家庭内備蓄は皆さん持っているもんだと思っていましたが、案外そうでもないのですかね。これを機に、どの家庭でも乾麺や缶詰の備蓄ぐらい持ったらいいでしょう。ティッシュやトイレットペーパーも同じこと。


こんな話を聞いたので、昨27日の午前中に会社近所のスーパー2店を覗いてみました。1店は平常通り、もう1店(24時間営業)はジャンルによって店頭在庫は若干薄めかなと思いましたが、商品の選択肢はじゅうぶんでまったく不都合はなさそうでした。この地域の人々が冷静にしていることがわかって幸いでした。だいたい生活必需品を買いに行くことは、不要不急の外出じゃないでしょう。


アホなTV報道(「報道」の名に値するのでしょうか)には腹が立ちます。消費者の皆さんは変な情報に惑わされませんよう。スーパー各社は年度末に思わぬ売り上げがあって、良かったのでは。

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