青年部30周年日々雑記
20101101
駒ヶ根商工会議所青年部の創立30周年記念式典に、お招きをいただきました。
青年会議所(JC)と商工会議所青年部(YEG)は、よく間違われます。組織は全然別物ですが、やっていることは地域活性化の活動やリーダー研修など、共通する部分も多くあります。
数年前まで、駒ヶ根のYEGは35歳定年でした。他の地域では45歳というところが多く中には50歳というところもありましたから、いかにも若かったですね。実際35歳では、あまり地に足の着いた活動はできにくかったかもしれません。今では規約が改められ、45歳定年となっています。
私が会長を務めた年、駒ヶ根では長野県看護大学の開校というビッグイベントがあり、一学年で80名の若い人たち(しかもほとんどが女性)が市民になるということで、大きなインパクトがありました。
これを街づくりのチャンスにしない手はありません。いろいろな試みが行われましたが、ユニークだったと思うのは、学生さんたちを商店街に引き込もうという狙いで行った「街を考える」。
数人ずつのグループを青年部員が引率して何軒かの商店を訪問し、なかなか一見では入りにくい地元商店の隠れた魅力を発見してもらおうという企画でした。30軒近いお店に協力をいただき、各店から学生割引券などを協賛していただきました。
一通り店舗訪問をした後、商店主の方たちもお呼びして、学生から率直な感想をもらいながら意見交換会をしました。新聞にも割と大きく取り上げられ、注目を集めました。積極的に参加してくれた当時の大学一期生さんたちの顔がなつかしく思い出されます。
今のYEGを見ると、スタイルがだんだんJCに近づいてきて、昔とはだいぶ色合いの違った団体になっていると思います。以前はもっと「ゆるい」感じでしたからね。でもその頃の、ワイワイ言いながらあれこれ楽しんで事業を行っていた雰囲気も捨てがたいような気もします。頼もしいような、ちょっとだけ寂しいような。