「おいしいことなど徒然と」

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シウマイ弁当はどこへ日々雑記

20200215



毎日発表される感染者の数はうなぎのぼり。日本国内でも亡くなった方が出てしまったり、医療関係者の感染や屋形船などという唐突なキーワードが飛び出したり。ニュースは連日、コロナウィルスばかりです。


そんな中で、大変残念、かつミステリアスな話。
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(日刊スポーツ)横浜市の崎陽軒が12日、ダイヤモンド・プリンセスに寄付した「シウマイ弁当」4000食が乗客に提供されていなかったことが13日、分かった。一部の乗客によると、崎陽軒の寄付が船側に全く伝わっていなかったことも判明した。

崎陽軒によると、5日朝から自室での待機が続く乗客と日々、船内で苦闘するスタッフを励まし、協力したいとの思いから寄付を決めた。(中略)ただ昼食、夕食ともにシウマイ弁当は提供されなかった。12日の昼食向けに提供した弁当の消費期限は同日午後4時。1食860円(税込み)の弁当4000食、344万円相当が無駄になった可能性が高い。
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イギリス船籍ですから通関など面倒な手続きがありそうです。荷物の積み込みを扱う代理店が調整を行い、12日の午前10時に納品したそうですが、4000食のシウマイ弁当はどこへいってしまったのでしょうか。


食品ロスを扱うジャーナリスト井出留美さんによると(リンク先参照ください)税関、検疫、港湾局ではいずれも検疫は行われておらず、弁当は確かに船に積み込まれたようです。配られなかった理由ははっきりせず、船の担当者に話がうまく伝わっていなかったのではないかと。


船の側から見れば当然その日の献立を立てて用意をしているわけですから、急に持ち込まれた弁当に困惑しただろうこともわかります。また日本人でない乗客の方が多い中で、シウマイ弁当をどう扱ったらいいかという問題もあります。


消費期限の短いものを多くの人に配ることはそもそも大変難しいことなのです。善かれと思った寄付が無駄になってしまい、誰にとっても残念なことでした。


駅弁の№1ともいうべきシウマイ弁当。ツウに言わせると、持ち帰って温めるよりも冷めたまま食べた方がいいんだとか。去年秋に仙台へ行ったとき、新幹線の中で数十年ぶりに食べてみました。ほぼ茶色一色のおかずはどれも私好みの味付けで、ていねいに作られており、ファンが多いのもわかります。横浜のソウルフードですね。船を降りた人たちには、ぜひゆっくり召し上がっていただきたいです。

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