「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

CATS読んだり見たり

20200220



鳴り物入りで公開されたものの、海外ではコテンパンの悪評となりゴミ映画とまで言われている「CATS」。ミュージカルの舞台は観ていない私、ちょうどいい、どんなものなのか半信半疑で観に行きました。


何でこんなに悪口を言われるのか。一番大きい要因は、俳優たちのCGコスチュームらしいです。限りなく猫に近く見せているようで、裸の体に猫の体毛が植わったような感じに何ともエログロな違和感、気持ち悪さを覚える人が続出なのだとか。


ストーリーがなくて退屈だの、太った雌猫がネズミやゴキブリを食べるのが「進撃の巨人」みたいでキモいだの、我が国の映画ファンたちも概ね低評価のようです。


私、なかなかいいと思いましたよ。皮肉とか抜きで、楽しめました。


ミュージカル自体にそもそも馴染みのない人っているでしょう。登場人物が会話しているのに突然歌って踊りだすのがわけわかんない、とか。そういう人に悪口言われたって、ねえ。猫のコスチュームもクネクネした身のこなしも、みんな「お約束」なのです。そういうものだと踏まえた上で、歌やダンスを楽しめばいいのです。


ストーリーがない、それはまぁその通り。かいつまんで言えば、自由に暮らしている猫たち(ジェリクル・キャッツ)から一年に一度、天上で新たな命を得られる猫が選ばれる。その基準は素晴らしい歌で長老猫に認められること。個性的な猫たちが自らの身の上や特技を歌い競い合う…という話で、大した筋ではありません。


物語を主にせず歌とダンスをひたすら披露するミュージカル、いくらでもあります。舞台では表現できない場面や視点の転換は、映画ならでは。主人公の臆病な白猫はとても可愛く踊りも上手く、魔術師猫や鉄道猫はカッコ良かったし、役者猫は威厳がありました。そして娼婦猫による代表曲「メモリー」の熱唱は、素晴らしかった。(鼻水たらしながら歌うのだけは、ちょっと引きました)


悪評に動ずることなく観て良かったと思います。英語版でしたが、次は日本語吹き替え版でも観てみたい。映画館の帰りにCDまで買ってしまいました。

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