「おいしいことなど徒然と」

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マラソンは札幌にて日々雑記

20191019



ある人は寝耳に水ならぬ、「寝耳に熱湯」と言ったそうですが。開催まで10ヶ月足らずの今になって、五輪でのマラソンと競歩の会場が東京から札幌に変更されることになりました。

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(FNN)IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長は17日午後、カタールのドーハで開かれているオリンピック関連の会合の演説で、東京オリンピックのマラソンと競歩の会場について、「IOC理事会と大会組織委員会は、札幌市に移すことに決めた」と述べた。
バッハ会長は、「選手たちの健康を考えた結果」だとし、両者の間で合意したとしている。
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これはもう、しょうがないですね。昨年夏の猛暑、それに先月ドーハで行われた世界陸上では、深夜のレースにもかかわらず多くの選手たちが途中棄権したことを考えれば、東京の真夏に何十㌔も走らせることの危険は明らかです。私、死者が出るのではないかと本気で心配していました。


暑さはずっと以前から指摘されていたことで、万全だと胸を張っていた東京都と組織委の対策なるものが、舗装改修はともかくとして「打ち水」「かちわり氷」「帽子日傘」「街路樹」それに撤回されましたが狂気の沙汰「サマータイム臨時導入」では、お前ら真面目にやってんのか、と言われても仕方がないですね。


とはいえ、ここまで膨大な工程表をこなしてきた五輪スタッフや警備関係者はまさに寝耳に熱湯、茫然でしょう。東京都の頭ごしに決められたことで小池都知事はご立腹みたいですが、今までご自分が思いついた出鱈目のプランで多くの人々を右往左往させ、多大な損害を与えてきたことにも少しは思いを巡らすといいです。


地の利を生かして、先月に本番を想定した選考レースを行ったこともパアになってしまいました。これはまったく残念、選手の心中も複雑だろうと思います。想定してきたレースの組み立てを根本からやり直さなければなりません。


そもそも莫大な放映権料を払うアメリカテレビ局の意向に沿って、真夏の開催にこだわるIOCが無理を押しつけていることに諸悪の根源があることは言うまでもありません。五輪開催可能な世界の大都市で平均気温がどんどん上昇しているわけで、次回以降の五輪だってどうなるかわかりませんよ。


これまでのことはもうご破算にして、札幌開催で全力を尽くすしかないですね。いっそ、選手を汚わいの中で泳がせることになりそうなトライアスロンこそ東京湾から他の場所に持って行ったらいいですよ。

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