千曲川決壊日々雑記
20191013
台風19号が各地に残した大きな爪痕。長野県下でもとんでもない水害が起こってしまいました。
駒ヶ根などでは雨風ともに恐れるほどのことにはならず、この位の嵐は日常の範囲内と思える程度で、ほとんど被害はなかったと思います。12日夜、伊那市の三峰川上流にある美和ダムの放水が始まり、駒ヶ根でも天竜川沿岸地域に緊急の避難指示が出され、緊張しました。伊那市内では三峰川と天竜川の合流地点で以前に大きな水害になったことがあるはずですが、今回は幸い放水量が予想より少なく済んだそうで、事なきを得ました。
千曲川(信濃川上流)の決壊は今朝のニュースで知りました。県内の都市部でこれほどの広範囲にわたる水害はめったになく、近年では2006年7月、諏訪湖の増水氾濫によって湖畔の広い範囲が被害に遭って以来でしょうか?
長野市、千曲市、上田市など流域の多くの地域で被害が出ています。行方不明者も何人か。中でも決壊した現場である長野市穂保地区の状況がひどいですね。全国に繰り返し中継放送されているようです。
長野新幹線の車両基地も何編成もの車両ごと水没してしまいました。聞くところによるとこの地域はもともと川よりも低い土地で、こんな施設を作って大丈夫か、みたいなことが言われていたのだそう。車両基地ですから東京‐金沢間の運行に影響はなくても、長野駅発着の列車を運用することが当分できません。(今TVを見ると、新幹線の線路自体も水に浸かっていますね)
※追記10/14、長野~富山間当分復旧目途立たず、とのこと
今回の台風、当初は風が心配されていましたが、雨によって大きな被害が引き起こされることになりました。ネットで雨の様子をみると東北信では相当の雨が降ったようで、現地ではまだ水かさが減っている様子がなさそうです。さらに災害が広がることが心配です。