御嶽海、二度目の優勝日々雑記
20190923
応援しても応援しても、変なところで裏切ってくれる我らのヤンチャ坊主御嶽海、秋場所で二度目の優勝を果たしました。同県人としては嬉しい限り。
今場所は2横綱1大関が休場と上位陣不在の場所で(最近休場力士、多いですねえ)好成績のチャンスではありました。初日にいきなり土がつき、またかと思いましたが幸いにも連敗することがなく、終盤までしっかり優勝争いに絡んできました。
千秋楽のTV観戦、控えにいるときから何だか今日はいい顔してるなあと思って見ていましたが、千秋楽の本割で遠藤、優勝決定戦ではライバル貴景勝を堂々たる一気の横綱相撲で下し、見事に優勝を決めました。
(この一戦で貴景勝は大胸筋を痛め、大関復帰の九州場所にもかかわらず出場が危ぶまれるそうです。何ともお気の毒。これで貴景勝に怪我させてしまったのは二度目。もちろん御嶽海に責任なぞありませんが、因縁でしょうか)
支度部屋へ帰るときには付け人や同門の大関、栃の心と抱き合い、インタビューでは「部屋の人たちが朝から優勝したときの準備をしていたので、これは勝たなきゃと思った」と笑いを取る。彼、愉快で、良い奴ですねえ。
素質に恵まれながら、いろんな人から稽古嫌いを指摘されています。往年の横綱輪島以来でしょうか。本当にそんなに稽古が嫌いなのかどうか知りませんが、そろそろ眠れる獅子も目を覚まさなければならない頃です。太りすぎとも言われていましたが、今場所は体をいくぶん絞ってきたようにも見えました。
「初優勝(昨年名古屋場所)したのはまぐれ、今回は目標に向かって頑張った結果」だと言っていました。ヤンチャ坊主も大人になってきたということでしょう。横綱大関陣が戻ってくる来場所こそが勝負です。ここで決められなくては、ずっとこのままですぞ。大いに期待します。