「おいしいことなど徒然と」

社長ブログ

アフリカの太鼓音楽ばなし

20101025



駒ヶ根にはJICAの青年海外協力隊訓練所があり、国際協力のまちとして様々なボランティア活動や国際交流活動が行われています。
その中でも最も大きなイベントである「こまがね国際広場・みなこいワールドフェスタ」が、24日行われました。


近所にはあまりない特色あるお祭りです。世界各国~とりわけアジア、アフリカ、中南米などの発展途上国~の民族食や民芸品の販売、国際協力のボランティアにかかわるいろいろな展示、そして民族音楽やダンスパフォーマンス。そのステージで、地元の小学生たちと一緒にアフリカの太鼓を演奏してきました。


私とアフリカの太鼓は、もう15年間にわたるつながりです。本気で書けば、軽くこのブログ三週間分位のボリュームになりそうな歴史がありますよ。ひとつだけいいますと、私のアフリカンドラムは、セネガルの生んだ世界的巨匠、ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ師とその一族の直伝なのです。


ドゥドゥはセネガルでは国民的英雄だそうです。何十人もの息子たちと共に(セネガルは一夫多妻制)アフリカンドラムの大合奏団を作り、みずから多くの曲を作曲し、80歳近い高齢をものともせずに世界をまたにかけて活動しています。


1996年8月、彼ら一行17人は駒ヶ根青年会議所(JC)の招きで駒ヶ根を一週間にわたって訪れ、地元の小中学生に太鼓の手ほどきをし、駒ヶ根高原スキー場の特設ステージで野外コンサートを行い、その中で特訓を積んだ子供たちとの共演を行ないました。この企画を発案したのが私です。


それはそれはお金もかかったし、莫大なエネルギーを要しました。本当に多くの人の理解と協力をいただいて実現した事業でした。参加した子供たちは、ドゥドゥたちの物凄いパワーを目の当たりにし、自分もその中に参加して曲を作り上げていくことで、忘れられない感動を持ったと信じます。


ドゥドゥや彼の息子の太鼓奏者たちはその後何度も駒ヶ根を訪れ、多くの人に太鼓の魅力を伝えてきました。今では子供たちがいつでも演奏できるよう、本物のセネガルの太鼓サバールを数十台用意し、私や仲間たちがいろいろな機会に子供たちと太鼓のワークショップを行なっています。


今年は地元の小学校5年生のクラスが、総合学習でアフリカンドラムに取り組んでいます。この国際広場で、彼らは公の場で二度目のお披露目演奏をしたのです。私たち講師3人に、地域の愛好家3人の友情出演もあわせて、おそらく子供たちには全く想像できなかったような盛り上がった演奏になりました。


実は、伊勢喜の社内にもアフリカンドラムのチームがあります。創業百周年の祝賀会のときに結成され、つたないステージを披露しました。それ以来何年かに一回演奏するだけですが、社員の結婚式の時にお祝いの太鼓パフォーマンスをプレゼントしています。



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