行列また楽し?日々雑記
20190609
先月大阪に行ったとき、たこ焼き屋の行列が凄かったと書きましたが、例外なくすべての店で大行列になっていた業種がもう一つありました。タピオカ屋です。大変な人気でした。
現在は第三次のブームだと言われます。最初は98年頃、ココナツミルクと一緒の白いタピオカが流行しました。当時は「カエルの卵みたい」と気持ち悪がる人も少なからずいましたよね。
第二次ブームは08年、ミルクティーと合わせたものが大はやり。そして今人気なのは、ご存知黒いタピオカです。台湾ブームのなかで「春水堂」など著名な台湾ブランドが着実に店舗を増やしているようです。私は春水堂の本店がある台中を二度も訪れているのにまだ試しに行く機会がなく、少々、いやかなり悔しいです。
空前の大ブームを受けて当社でもタピオカを探していますが、品薄でなかなかご紹介できません。息の長い、しぶとい食材ですね。
さてタピオカというよりも行列の話なのです。私も先日、あるところでお昼を食べるのに不本意ながら行列する羽目になり、結局1時間近く並んでしまいました。さんざん腹を減らしてやっとありついた昼メシは、まあ評判通りおいしかった、おいしかったですが、これだけの時間を使ってまで食べるものだったのか、考えてしまいました。
そうしたらtwitterにこんな投稿が。
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「タピオカ屋に何時間も並ぶ女子高生、バカみたい」という話、欲しくなってから10秒で買えるドリンクはたった10秒の思い出にしかならないけど、友達のJKとキャッキャッ言いながら1時間並んで買ったタピオカは一生の思い出。青春が500円で買えるのだから安いもの。大人になってからは経験できない。(zapa氏)
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何言ってんだこいつ馬鹿じゃねーの、みたいな反応が多かったですが、私、何だかわかるなあ、いい話だなあと思いましたよ。JKでなくたって、彼女と二人で並ぶのならば並ぶこと自体もまた楽し、でしょう。猛暑とか寒風とか、雨降りとかでなければね。さんざ並んで飲んだタピオカは確かに、忘れられない味になるかもしれません。
でも一人で並ぶのはやっぱり嫌だなあ。スマホや文庫本(古い奴だとお思いでしょうが)でもあれば暇はつぶせますが、周囲の空気感とのアンマッチ、時間の喪失感、いたたまれない…とまでは言いませんが、居心地が悪いことは確かです。