地下700メートルにて日々雑記
20100830
いま世界中の注目を集めている33人。これから4ヶ月という、あまりにも長い戦いの動向を、固唾を呑んで見守っています。
チリの落盤事故で閉じ込められた人たち。何といっても最初に地上と連絡がつくまでの17日間、あきらめずに助けを待った不屈の精神力にまず感服します。優秀なリーダーの存在が大きく寄与しているようですが、限られた水や食糧を分け合いながらの17日がどんなに長かったか、想像するに余りあります。
最初はシェルターの中で全員ひしめき合っているのかと思いましたが、シェルターの外の通路部分が結構な長さにわたってあるのですね。これがなかったら、ちょっと耐えられないのでは。
気温35度という暑さが本当に気の毒です。(地上にいる私たちがげんなりしている場合じゃありませんね)しかし現地は冬だし、普通地下は温度が低いイメージがあります。ワインの試験のとき、地下何メートルか掘ると、そこの温度はその土地の年間平均気温と等しくなるって教わりましたが。もっとも700メートルも下れば、地熱とかあるのだろうか。
人が集まっているシェルター内と通路部分は温度がかなり違うんじゃないのかな?冷気を地上から送るわけにはいかないのでしょうかね。
日本の先端技術でもっと早く彼らを救出できるのでは?などど思ったりもしました。しかしチリの掘削技術もしっかりしているようです。気晴らし用にソニーのプレステポータブルが送られるそうですから、日本の技術は意外な方面でお役に立てそうですね。4ヶ月間の暇つぶしとして、冗談でなくメンタル面のケアに必要不可欠なものでしょう。
さまざまな救援物資は、直径11cm長さ170cmの筒容器に入れて送られているそうです。700メートルを往復するのに、どれくらいの時間がかかるのでしょうか!
ここまで奇跡的に生きてきた33人、1人も欠けることなく、地上に無事に出てきて欲しい!閉所と暑さに弱い私が思います。
雲の上に犬日々雑記
20100821
午後3時半くらいの南の空。
子供が撮ったのですが、今イチかな。雲の質感の違いが、携帯カメラではよくわかりませんね。
夕方、会社にオニヤンマ様が来訪されました。全長13センチくらいありました。
毎年必ず一度はこの時季に、玄関から堂々と入ってきて、悠然と事務所内を飛び回ります。
今回は写真を撮る間もなく、辞去されました。まことに残念…
焼肉で同窓会日々雑記
20100817
お盆が明け、いつもの日々が戻ってきました…残暑はまだまだ厳しいようです。。
この時期、昔の仲間と会う機会を持った方も多いのではないかと思います。私は15日夜、高校の学年同窓会が行われ、伊那市西箕輪の焼肉「美楽園」さんに。お店を借り切って盛大な会でした。
今年私たちはちょうど卒業30周年の節目に当ります。歴代の先輩に倣って、同年生すべてを対象にした「大同窓会」が企画されており、10月に開催予定になっています。この日はそのプレ大会として位置づけられ、地元はもとより、遠方からの参加者も大勢でした。10月は出られないけどこの日なら、という人もいました。
卒業後初めて会う人も何人もいました。私は高校時代、同年生全員の顔と名前を覚えていたのですが、当時の面影を思い出すに、大胆な変貌を遂げている人、高校時代そのまま大きくなったような人、おおむね二極分化を見せているような。(私はどっち?)
年齢からいっても、まさに脂の乗り切った世代です。日常にはいろいろ苦労もあるのでしょうが、そんなことは皆おくびにも見せず、とにかく明るく陽気に、打ち解けあった楽しい会でした。同じ釜の飯を食った仲間は、やっぱりいいや!高校当時言葉を交わすことのなかった人と、何十年もたって初めて会話するのも愉快ですね。
10月の会は私も実行委員の一端を担っておりまして、一年以上前から準備が始まっています。個人情報保護がやかましく言われるご時勢、同窓生の消息を調べるのに苦労しているのですが、幸いほとんどの仲間と連絡がとれました。当日は、てんてこまいするくらい大勢の参加者と会いたいと思います。
日航機事故から25年日々雑記
20100812
明日から盆休み、一番の書き入れ時なのですが、台風4号の影響で昨夜から雨です…。首都圏は晴れているようですが、こちらも明日からはいい天気になると思います。どうぞお盆休みは、観光に帰省に、当地へお出かけ下さい!
今日8月12日は、あの御巣鷹山日航機事故からちょうど25年目の日です。衝撃的な事故でした。当時東京の会社に勤めていた私は、夏休みで駒ヶ根に帰省した日の夕方。テレビで「日航機行方不明?」とのテロップが流れ、えっ…と思うとたちまち各局とも特別番組となり、深夜まで大騒ぎでした。
翌日から大惨事の様子が明らかになってきました。飛行機の形に山の木をなぎ倒して、しかし原型をとどめないほどバラバラになった機体。次々に発見される遺体は損傷がひどく、ほとんど特定ができません。
そんな中、4人の生存者がいたというニュース、本当に驚きました。まさしく奇跡の生還です。家族と乗っていて、1人だけ助かった女の子が、病院から発信した手書きのメッセージ「みなさんありがとう」を見たときには、会社で新聞を読んでいたのですが、泣けました。
彼女はのちに看護師になったと聞きます。今は幸せに暮らしているのだと思いますが、毎年この日をどんな思いで迎えているのかと考えると、胸が痛みます。
ハウス食品の社長さんも亡くなられたお1人です。当時の勤め先と同じビルにハウスの東京支店があり、同社商品の仕入担当をしていた私も弔問にうかがいました。オフィスの一室に献花の場所が設けられ、白い菊の花が部屋一杯でした。
犠牲者には同業(当時のライバル会社)の方もいらっしゃいました。この方は、ついに最後まで遺体が見つからなかった何人かのうちのお1人です。本当にお気の毒なことです。
この事故を扱った書籍はたくさん出ていますが、乗客乗員名簿のページを開くと、524名という人数に圧倒されます。ページをめくってもめくっても終わりません。それぞれの方が、どういう事情でこの機に乗り合わせたのかが書かれています。ディズニーランド帰りの家族、商用のビジネスマン、お盆で1人で親戚の元へ向かった子供…
日々の生活を一瞬で断ち切られた520の命の無念さ、理不尽さの前に、呆然と立ちすくむしかありません。経営再建中のJALですが、この事故の教訓はもちろん今でも真剣に伝えられていることと思います。日本の航空会社ではこれ以来、一人の乗客も死なせていないそうです。
身も凍る入浴剤日々雑記
20100807
暑さしのぎアイテム、その2。
以前「探偵!ナイトスクープ」でも紹介された、身も凍る恐怖の入浴剤、北海道土産「アイヌの涙」というのがありました。
番組では、お風呂の湯にキャップ3杯の本品を入れたところ、お湯の温度は変らないのに入浴していた人は寒さのあまりガタガタと震え始めます。風呂からあがっても毛布にくるまって動けず、熱い鍋焼きうどんを食べようとしても手が震えて箸が持てない…という有様。まさにこの猛暑にぴったりではありませんか。
この品の正体は、ハッカ油というものです。番組に出てきた「アイヌの涙」ではないのですが、北海道土産にそのものズバリ「ハッカ油」というものがありましたので、買ったまま、夏まで待とうと一年半ほど戸棚で放置しておりました。
最近このことを思い出し、ようやく使ってみました。
お風呂に(キャップ3杯はさすがに多いようなので)3、4滴たらします。メントールのにおいがすごいです。入浴して3分くらいすると、なるほど体の表面からじわじわ清涼感というか、ひんやりした感じになってきますぞ。
風呂からあがると、体のほてりがなく、ひんやりした感じでなかなか快適!ただひんやり感は、そんなに長持ちするわけではありません。せいぜい数十分か。もう少し入れてみても良かったかな?
揮発性のようなので、2人目以降には効能はあまりありませんでした。本品にはスプレーがついていて、シャワーの後で胸や背中にしゅっとひと吹き、という使い方もできます。ひと吹きでじゅうぶん効きます。(冷たさというか、痛みにも似た感じさえあります)
調べると「アイヌの涙」も今では通販で購入できるようですね。番組で見たのとちょっと姿が違う気がしますし、結構高いですけど。ハッカ油は薬屋さんでも手に入る、と言っていましたが、近所のドラッグには置いていないようです。
説明書には、おしぼりや楊枝に使うなどとあり、入浴剤としての使い方は書いてありません。最適な使い方をもう少し探してみたいと思います。
所在不明の高齢者日々雑記
20100804
何だかとても気味の悪い、しかし「ありそうかも…」と思ってしまうような話ですね。。
今朝のTVでは全国で十数人、百歳を越えた方の所在が確認できなくなっているとのこと。長野市でも、県下最高齢とされる110歳?の男性の所在が不明だそうで、市の担当課長さんの困惑したコメントが新聞に載っています。
ひょっとしてこれらは氷山の一角で、まだいくつも出てくるのではないでしょうか?百歳以下のケースでも。中には犯罪的な事例もあるかもしれません。
最初に報道された、30年も遺体と同居していた事件では、年金詐欺か?という想像が真っ先に浮かびましたが、その後いろいろ出てくるに及んで、ブラックな話ですが「姥捨て山」も連想してしまいます。
核家族した都会ならともかく、民生委員さんを軸に地域のネットワークがまだまだ機能していると思われる田舎でこんなことになっているとすれば、驚きです。自分の親なのに、どこにいるのか生死もわからん人って、どういうことなのでしょう。長生きをしても、亡くなられたときに人生の幕引きの決着をきちんとつけてもらえないのでは、あまりにお気の毒なこと。
当事者はともかく、ひと1人の消息…いるのかいないのか、さえも把握できないでいる地域の現実。これも個人のプライバシーを度を越えて重視する風潮の表れなのでしょうか。他人に関わられたくない個人主義がふくれあがりつつあり、個人情報の保護なる天下御免のお墨付きまで得て、どんどん社会が成り立たなくなっている過程に、私たちはいるような気がします。
今日はあまり楽しくない話でした、ごめんなさい。
サンバからKOMA夏へ日々雑記
20100726
土曜日は、駒ヶ根市の夏祭り、KOMA夏が開催されました。私の自宅も街中にありますので、午後から夜まで、それは賑やかでした。
20年以上前、「駒ヶ根サンバカーニバル」と題して始まったお祭りです。当時は市内の有名企業がこぞってチームを送り出し、踊っていたのが本当に「サンバ」だったのかはともかく、参加者も見物客も結構な人出でした。
当社も小編成ながらチームを組んで、何回も出場したのですよ。一応食品会社らしく、ある年は当時まだ売り出し中のソースカツ丼をテーマに、出場者はコックコートとオレンジ色のチーフをまとい、お盆を持って踊ったりしました。好評だった…と自分たちでは思っています。
こうしたものは、やっぱり見るより踊らにゃ損で、たとえどんなに下手でも、踊っているほうがはるかに楽しいです。暑い時期だし、何時間もパレードして汗が乾いて顔中白い塩だらけになったこともありますが、そのあとのビールがもう格別でした!
景気が悪くなって参加企業が減り、どうもこのままの形ではサンバは続けられない…主催者が考えて、コンセプトをより広げた形でKOMA夏としてお祭りは再出発しました。ぐっと若手の実行委員会があれこれ工夫し、ダンスも小学生チームからご婦人方の民謡風の踊りまで盛りだくさん、最近はヒップホップダンスやよさこいソーランのチームも多くなりました。
雰囲気作りに、浴衣での来場を呼びかけています。男性ではまだまだ少ないですが女性の浴衣姿は多くなりました。また物販ブースも公募し、プロの屋台から中高生のかき氷まで、賑わっています。お祭りの統一されたコンセプトはいささか薄まりましたが、大人の学園祭みたいな手造り感は強くなったような気がします。
今回の目玉の一つとして、ソースカツ丼早食い大会が行われました。胃袋に覚えのある24人が参加し盛り上がりましたが、最後の組で1人の方が喉をつまらせ、心底肝を冷しました。これは洒落になりません。救急車も出動しましたが、さいわいご無事だったようで、良かった!本当に安心しました。
ツーリング日々雑記
20100719
連休、おかげさまで好天に恵まれています。駒ヶ根市内も観光客の入りこみがいいようです。街中にも、リュックを背負った人たちを大勢見かけます。
昨日の昼間、中央道上り線七久保でバイクの死亡事故があり、3時間ほど松川~駒ヶ根間が通行止め。当社の面しているアクセス道路は駒ヶ根インターに向かって大渋滞でした。
亡くなった方は11名のグループで名古屋から駒ヶ根に向かってツーリング中の事故、まだ20歳だそうですが、まったくお気の毒でした。現場から駒ヶ根まで、あと10分もかからないところです。
私はバイクを運転したことがなく、これまでバイクの楽しさとは無縁で来ました。何しろあのヘルメットが面倒で暑そうで…好きな人は、どんなところに魅力を感じているのか、興味があります。
伊那谷では連休など、高速でも下道でもツーリングのグループをしばしばお見かけします。素直に、かっこいいと思いますね。ドライブマナーもきちんとされていると思います。ただ自分がクルマで彼らの前後や隣を走るときは、なんとなく緊張してしまいますが。
必ずしも若い人ばかりでもないようですが、それもまたかっこいい。ツーリングで「うまいもの探訪」の旅なんて、なかなかいいですよね。(途中でビールが飲めないのは残念でしょうけれど)
学生の頃、ゼミの合宿が蓼科(だったかな?)でありました。後輩にバイク好きの女子がいたのですが、合宿初日は台風が接近しており、かなりの吹き降り。その中をたった1人で横浜からかっ飛ばしてきて、みんなおったまげたことがあります。
もちろん全身ずぶぬれで、文字通り水もしたたる美女状態。回りではさぞや大変だったろう、と同情しましたが、本人は別に大したことないです、みたいにしていました。大雨の中でも、バイクってそんなに楽しいのかな?
でも事故だけは、なし!お願いです!
タコが言うのよ日々雑記
20100713
毎日毎日よく降りますね。。
選挙もワールドカップも終わって、夜の街に人が戻ってくるかな?飲食業の皆さんには、なかなかしんどい一ヶ月だったのではないでしょうか。
さてスペインの優勝で幕を閉じたワールドカップですが、ビジャ、スナイデル、エジル、ロナウド、本田、輝いたスターは数多けれど、もう一人の大スターといえば、タコのパウル君でしょう。
最初のうちは何か後出しのトリックがあるのかと思いましたが、ちゃんと試合前に予想を出していますしね。NHKのニュースにまで登場したのを見て「いい加減にしろ」と思いましたが、その後も世界からのプレッシャーを感じることなく(笑)淡々と予想を続け、ついに全試合の勝敗を完璧に予想しました。
8試合連続で的中するのは1/256の確率ですから、結構なものです。でもジャンケンで8回続けて勝つのと同じ確率と考えると、それほど大騒ぎするほどのスーパー予言者でもないかな、とも思います。ジャンケンの方だったら、割と身近にありそうな気がしませんか?
地元ドイツの負けを当ててしまったときは、ドイツのサッカーファンから「パエリャにして食っちまうぞ!」と怒りをぶつけられたパウル君です。ヨーロッパでタコをよく食べる国といえば、パエリャの国スペインポルトガルなど地中海の国々ですが、ドイツの伝統料理にはさすがに登場しないのでしょう。
料理になってしまえばともかく、生身ではいかにもグロテスクですから気持ち悪がって食べなかったのでしょうけれど、食卓の無国籍化が進む中、ドイツ人も普通にタコを食べるのかな。
日本人こそ筋金入りの「タコ食べ民族」ですね。何と世界の漁獲量の三分の二を日本で食べているそうです。お刺身、酢だこ、煮物、たこ焼き。炊き込みご飯もおいしいです。
催事の駅弁大会によく出ている明石の「ひっぱりだこ飯」というのがありますが、壷に入っていて、子供が大好きです。ポルトガル料理にもタコの炊き込みご飯があり、東京のマヌエルというお店で食べましたが、大変おいしかった。
タコは一年中食べますが、関西では夏のものとされ、ちょうどいまが旬だそうです。話題のパウル君の特集メニューなんて、どうですか?
ところで「タコが言うのよ」は、ついさっきまで大原麗子のCMだと思いこんでいました。このエントリを書くのに調べたら田中裕子の台詞(マイルドウォッカ樹氷)だったのですね。確かにそうだわ。ああ、私の記憶なんて、あてになりません。
お菓子街道日々雑記
20100712
当社お得意様「信州里の菓工房」さんが開店一周年ということで、創業感謝祭が行われました。。私が伺ったときはかなり激しい雨降りでしたが、それでこれだけの集客なのですから、大したものです。まだ雨が降っていなかった朝のうちは、大変なお客様だったようです。
目玉は「お菓子のバイキング」。私はお腹回りのことを考えて遠慮しましたが、家族が参加しました。45分間で、親子ともども10個以上頂戴したそうです。よく食べたね!
小ぶりだったのでもっと食べられるかと思ったけど、意外とお腹にくるわね、とは妻の談。
ほかにもお菓子のすくい取りや、デコレーション体験、きんとん作り体験、など盛りだくさん。アルプホルンのアトラクションもありました。
こちらのお店は地元飯島町産の栗をメインテーマに、和洋菓子、アイス、喫茶と、広々した大きな店舗にたくさんのアイテムを揃えています。七久保「道の駅」隣という立地も良く、最近は喫茶のお客様も増えているようです。
お店が面した広域農道沿いには、伊那食品工業さんをはじめ、養命酒さんもこうしたカフェを備えています。来月には北川製菓さんの新しい店舗もオープンしますし、食品工場が営むお菓子/カフェ街道の趣が出てきました。
個の魅力が集積した面の魅力は強いです。市町村をまたがった、新しい地域の魅力作りの面白さがでてきたと思います。楽しみ!